みなさんオクラはよく食べますか?夏になると食卓に上ることも多いのではないでしょうか?
彩りとしてのワンポイントとして、または和え物等としてメイン料理の引き立て役になりがちですが、とても栄養価の高い食べ物なのですよ。
暑い夏を乗り切るための栄養素がたっぷり!
そんなオクラが自宅で育てられればいつでも好きな時に食べられますよね。
お庭のないご家庭でもプランターで育てることも出来ます。
今回はそんなオクラについての栄養素や育て方についてわかりやすくお伝えしたいと思います。
オクラの栽培方法、育て方は?
オクラは手間があまりかからず、初心者でも簡単に栽培できます。
ポイントを絞って植え方から育て方までを分かりやすくまとめました。
① 種から植える場合は5月中旬から6月中旬までに植えます。
地域差はありますが、寒さを嫌う野菜ですから、朝晩の冷え込みが緩くなる頃がいいですね。
② 種を土に植える前にまず、一晩水につけて置いて、発芽しやすいよう準備をしておきます。
初心者であれば苗を購入してから育てる方が容易でしょう。
③ 植え付ける場所は1日を通して日当たりの良いところにします。
背丈も大きく葉が広がって育つので間隔を十分にとります。
露地栽培なら40cm、プランターなら20センチ以上の間隔を空けます。
④ 発芽するまではたっぷり水をあげます。
乾燥に強い野菜なので発芽をしたら土が乾いたときにあげる程度で大丈夫でしょう。
⑤ 本葉が育ってきたら育ちの良いものだけを残し、間引きします。
これが30㎝くらいの背丈になった時に支柱をして支えてあげましょう。
⑥ 野菜用の肥料も定期的に追肥してあげましょう。
特に実がついてから肥料が不足すると開花が遅れることがあります。
このように、比較的手入れが少ないので初心者の方でもたくさんのオクラの収穫が可能です。
少しずつ毎日育つ過程を見るのも楽しみの一つになるでしょう。
また、オクラには「花オクラ」という品種改良のされたものもあります。
これは身を食べるのではなく、花を食べるのです。
薄黄色の手のひら程度の大きさの花で、噛んだり、花弁をちぎってみるとわかりますがオクラのような粘り気があります。
生のままポン酢などを付けて食べるのですが非常に食べやすく、クセもすくないのでお子様にも食べさせやすいでしょう。
気になる方はこちらも育ててみてはいかがでしょう?
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プランターでの育て方のコツは
プランターで育てるときにも露地栽培も育て方には違いがないのですが、ちょっと工夫をすることによって実付きの良くなるコツが有ります。
十分な深さのあるプランターを使う
深さ30cm以上ある物に植えるといいでしょう。
オクラはしっかりとした根が深く伸びていきます。十分に育つためにも深さは重要です。
植え付けの間隔は十分に
小さな種から想像しがたいですが、背丈も高くなり、葉が横に広がって大きく育ちます。
葉が密集して、日当たりが悪くなると実付きも悪くなるので伸び伸びと育てましょう。
日当たりは十分に
オクラは日光が大好きです。
影が出来る時間帯があれば日当たりの良い場所に移してあげることが出来るのもプランター栽培のメリットともいえます。
このようなコツを押さえておくとプランターでも十分な収穫ができます。
身がついてからはあっという間に成長するので日々、観察をして食べごろを逃さないようにしましょうね。
オクラの旬はいつ?
オクラの旬は夏の暑い時期です。
元々の原産がアフリカやインドですので高温をよく好みます。
冬でもスーパーなどで見かけることはあるかと思いますが、そのほとんどはタイ産など温かい気候から輸入している物になります。
このオクラは江戸時代の終わりころに日本に伝わってきたとされていますが、家庭の食卓に上がり始めたのは昭和中期を過ぎたころという比較的新しい野菜なのです。
ちなみに「オクラ」という名前は英語の「okura」からです。
英語でも日本語でもオクラはオクラなのですね。
オクラの栄養素は?
オクラは一本一本が小さな野菜ですが栄養はぎゅっと詰まっているのです。
主な栄養は、
カリウム
体内の余分な塩分を排出させます
カルシウム
骨を作ったり、強くします
βカロテン
免疫力アップや抗発がん作用があります
また、水溶性食物繊維という水に溶けやすい食物繊維が豊富なため、整腸作用があります。
これは体の中で水分を保つ性質があり、食べたものの粘度を高めます。
そのため、体内に穏やかに吸収させるようになりますのでダイエット等に非常に効果的なものなのです。
そして、オクラと言えばネバネバですよね。
このネバネバは「ムチン」という成分です。
糖とタンパク質が結合してできた成分で、気管や胃の粘膜を保護し、消化を助けてくれる非常に大切なものなのです。
夏バテで食欲の落ちた胃に優しい食べ物ですよね。
こちらも保水力がありますので体をみずみずしく保ち、老化防止にも一躍買うようです。
ただ、熱には弱いので長時間茹でたりすることはおすすめできません。
まとめ
真夏日がつづくと体もとてもバテやすくなります。
なんとなく食欲も落ちがち。そんな時にはオクラを食べてみてはいかがでしょう?
小さく刻めばとろみもありとてものど越し良く食べられます。
栄養もたっぷりあるので、オクラを食べて夏バテを払いのけてみましょう。