栄養価も高く、値段も手ごろで手に入りやすい牛乳。

ぜひ、積極的に取り入れたい飲み物のひとつです。

ところが、牛乳は賞味期限が長いわけではなく、いったん開封すると傷みも気になるので余らせてしまうことがあります。

牛乳は冷凍ができないと思われがちですが、実は冷凍保存することが可能です。

牛乳を冷凍・解凍する際の方法と注意点を知っておけば、牛乳を余らせてしまった場合でも役に立ちますので、今回はその方法をご紹介します。

 

牛乳は冷凍保存できるの?

 

牛乳は冷凍保存できます。

一度冷凍した牛乳は、解凍すると水分と脂肪分に分離してしまい、風味や舌触りが変わってしまいます。

ですが、品質は変わりありませんし、人の健康を損なうような危害の発生はありません。

できれば賞味期限内に冷蔵保存して飲みきるほうがよいですが、余って捨ててしまうよりは冷凍保存するのもひとつの方法です。

 

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牛乳の冷凍保存の方法は?

冷凍する場合は、賞味期限ギリギリのものではなく、なるべく新鮮なうちに冷凍しましょう

牛乳はニオイを吸収しやすいので、きちんと密閉できる袋や冷凍用の保存容器に入れます。

ふた付きの製氷皿もおすすめです。

凍ると膨張するので、袋や容器いっぱいに入れるのではなく、8分目くらいを上限としてください。

ゆっくり冷凍させるとそれだけ分離もしやすく、乳化状態が破壊されてしまいますので、できるだけ低い温度で急速冷凍させることが大切です。

 

冷凍保存した牛乳はどのくらいもつの?

冷凍保存した牛乳は4~6週間ほどもちます。

ですが、たとえ冷凍したとしてもニオイを吸収してしまうので、できるだけ早めに使うようにして下さい。

また、家庭内の冷凍庫は開け閉めする回数も多く、庫内の温度も上がりやすいので、長期の保存には向きません。

できるだけ温度変化の少ない冷凍庫の奥の方に保存しましょう。

 

牛乳の解凍方法は?

飲む場合は冷蔵庫に移し、1~2日で解凍できます。

解凍するときは、脂肪分の多いほうから先に溶け始め、そのあとで水分の多いほうが溶けますので、完全に溶けきってから使うようにしましょう。

また、解凍後は分離しているのでよく振ってください。

 

まとめ

一度冷凍して解凍した牛乳は、そのまま飲むこともできなくはないですが、ホワイトソースやスープなどの料理に使えば、風味を気にすることなく使えます。

また、製氷皿で作った牛乳は、凍ったままコーヒーや紅茶に入れても楽しめます

牛乳はスーパーで特売になることも多く、コンビニでも手に入る身近な食品です。

せっかく買ったのに残ってしまった牛乳は、飲めないからと捨てるのではなく、上手に冷凍保存して使い切りましょう。