昔から夏の風物詩として、店先やの自宅の軒先などで打ち水をする光景を見たことがあると思います。

 

昔から何気なくやっていた”打ち水”

 

実は打ち水の効果を高める方法や時間帯があったんです!

 

その方法や時間帯を紹介するので、ぜひ2016年の暑さ対策の参考にしてくださいね。

  • 熱いときに打ち水は効果があるの?
  • 打ち水のメカニズム
  • 打ち水に効果的な時間は?

熱いときに打ち水は効果があるの?

熱いから打ち水をする訳なので、当然熱いときにも効果はあります!

 

しかしやり方を間違えると逆効果になってしまうので、熱いときの効果的な打ち水の方法を紹介しますね。

 

【間違った打ち水】

・日中、日なた打ち水をする

⇒昨今の夏は日中気温が40度近くまで上昇します。

そんなときに軽く打ち水をしてもまさに「焼け石に水」

40度近い中、日なたに打ち水をしても一瞬で蒸発してしまうので、むしろ湿度が上がって蒸し暑くなり逆効果です。

 

【正しい打ち水】

・日陰に打ち水をする

⇒日中は日陰でも地面が高温になっているので、日陰でも気化します。

日差しが無い分、ゆっくり気化するので気化熱もしっかり奪ってくれます。

 

・地面が乾く前に続けて打ち水する

⇒日中は地面も40度近くの温度になっています。

一回打ち水をして、40度が38度になってもあまり涼しさは感じないですよね。

同じ場所に続けて打ち水をすることで、さらに温度を下げることができます。

 

実際は日中より朝、夕方に打ち水をしたほうが効果はあるのですが、熱い時間帯でもやり方によっては打ち水の効果が得られますよ。

スポンサーリンク

打ち水のメカニズム

打ち水は、

 

「気化熱を利用して気温を下げる」

 

というメカニズムを利用しています。

 

【気化熱とは?】
液体が蒸発するときに周辺の熱を奪うこと。

 

水も液体なので、打ち水をして地面に巻かれた水が蒸発するときに地面や大気中の熱を奪っていきます。

 

気候や地域など条件にもよりますが、気化熱を利用することで、

 

約2度

 

も温度を下げることができるんです!

 

科学的に打ち水の仕組みを知ると、なんかいままでより打ち水したときに涼しく感じそうですね。

打ち水に効果的な時間は?

打ち水に効果的な時間・ゴールデンタイムは

 

午前中や夕方

 

特に夕方の打ち水はオススメ!

夕方の打ち水で地面の熱を下げる
     ↓
日が沈んでいるので、地面の熱が上がらない
     ↓
涼しさが長時間継続される!

涼しさが継続されるので、夜も涼しく感じられるはずですよ。

まとめ

昔から行われていた”打ち水”

 

メカニズムや効果的な時間帯を知ることで、さらに熱さ対策に利用できるはずです。

 

エアコンだけに頼らずに、打ち水も利用して少しでも快適な夏を過ごしてくださいね。