コーヒーを飲むときまって気持ちが悪くなったり、下痢になったりする人はいらっしゃいませんか?

症状が軽いと特に気に留めないこともあるのでは?

しかし不快な症状がコーヒーによるものだとしたら?原因や対処法について知っておきましょう。

 

コーヒーを飲むと吐き気がする原因は?

コーヒーを飲んだ後に気分が悪くなったりするのは、

  • カフェインによる影響
  • 喫煙によるもの

こういった原因が考えられます。では、どうしてこのようなことが起こるのか説明をしていきましょう。

 

カフェインの影響によるもの

コーヒーを飲んで30分ほどして吐き気が出るのであればカフェインが原因だと考えられます。

カフェインは胃酸の分泌を促す作用があるのですが、特に空腹時にこの胃酸の分泌が多くなると胃の内部を荒らしてしまうのですね。

胃酸はタンパク質の分解という役割があり、食べ物を消化するのですが人間の胃も分解させてしまう時があります。

特に空腹時にコーヒーを飲むと増えてしまった胃酸はダイレクトに胃の内部を分解してしまうのです。

これにより、胃痛や不快感、吐き気に繋がっていくのです。

普段はコーヒーを飲んでも何の症状もない人も体調不良やストレスなどにより胃が弱っているときには気持ち悪くなってしまうことがあります。

 

喫煙によるもの

たばこを吸うことによって全身の血流が悪くなります。喫煙と同時にコーヒーを一緒に飲むと血流の悪くなった胃の働きも悪くなり、荒れやすくなります。

嗜好品であるコーヒーがこのように体調に大きく影響を与えるという事はあまり想像もできませんよね。

 

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コーヒーを飲むと吐き気がするときの対処法は?

吐き気はとても耐えがたく苦しいものですよね。この吐き気を少しでも抑える対処法を知っておきましょう。

 

お白湯をゆっくり飲む

胃酸や胃の中のカフェインを薄めます。冷たい水だと刺激を与えてしまう時もあります。

 

胃薬を飲む

胃酸の分泌を抑えるものや胃粘液を増やすものなど、様々な種類があります。薬剤師さんに相談をして選ぶと良いでしょう。

 

おなか回りの締め付けを緩め、横になる

吐き気というのは考え込むことによっても悪化します。

リラックスをして気持ちを落ち着かせる事によっても軽減することが出来ます。

 

コーヒーによる吐き気はある程度の時間が経つと落ち着くことの方が多いようです。

落ち着いたとしてもすぐに食事を摂るのではなく時間を空けて、消化の良いものを少量食べて様子をみましょう。

もし、慢性的にこのような症状が出る人はコーヒーを出来るだけ飲まないようにすることも必要です。

 

コーヒーを飲むと下痢になる原因は?

コーヒーを飲んで数時間後に下痢をするという人もいます。

こちらの原因は何が考えられるのでしょう。

 

「カフェイン」が原因

胃の不調と同様カフェインが影響を与えます。カフェインは消化器官の働きを鈍くします。

それにより腸の働きが悪くなり下痢へと繋がります。

 

「タンニン」という成分が関係

本来、タンニンという成分は“収れん作用”という効果があり下痢を止める作用もあるのですが、体質によっては逆に下痢を引き起こす可能性もあります。

 

開封後時間がたったコーヒー

酸化したコーヒーが胃腸に負担を与えます。

 

飲みすぎによる水分の摂りすぎ

ついついコーヒーのおいしさに魅かれ何杯も飲みすぎることもあるでしょう。

そうなれば自然と水分を取りすぎ、便を柔らかくしてしまいます。

 

これらの事以外にも、ミルク入りコーヒーを飲むとおなかを壊してしまうという人はコーヒーのせいではなく乳製品に対してのアレルギーということも考えられるのでどんな状況で下痢になるのかを知っておくことも大切です。

また、下痢を頻繁におこしていると、コーヒーの香りをかいだだけで便意を催してしまう…という精神的なものも。人の気持ちと消化器官の関係は密接ですね。

 

コーヒーを飲むと下痢になる時の対処法は?

下痢を引き起こす原因はコーヒーの成分によるものであればその原因となる成分を取り除いてしまう事で対処をします。

 

カフェインレスコーヒーにする

カフェインによる不調であればカフェインが含まれないコーヒーに変えましょう。

香りや味もコーヒーと大差ないですから同じように楽しめますよ。

 

新鮮な豆をひいたコーヒー

古いコーヒー豆は酸化していることも。コーヒーは封を開けたら出来るだけ早く使いましょう。

 

このように原因となるものが分かっているのであれば、それを避けることで下痢を引き起こしにくくなります。

また、飲みすぎによる水分過多での下痢であるのであれば、ほどほどの量を飲むようにしましょうね。

何事も加減が大切です。

 

まとめ

コーヒーはおもてなしの一つとして訪問先や職場で出されることも多いですよね。

コーヒーによる不調が起こりやすい時は素直に相手に伝え、コーヒーを遠慮することもしましょう。

体質的な問題を前もって伝えることにより失礼にもあたりませんよ。