オフィスでの息抜きや、自宅でくつろぐ時によく飲まれているコーヒー。

ところがコーヒーは苦くて飲めないという人も多いのではないでしょうか。

コーヒーと似ている飲み物にココアがありますが、コーヒーが飲めないならば混ぜてみたらどうだろう、と思ったことはありませんか。

コーヒーとココアを混ぜたらどんな飲み物になるのか、そもそもコーヒーとココアはどこが違い、飲むことでどんな効果が得られるのかをご紹介します。

 

ココアとコーヒーを混ぜるとどうなる?

ココアとコーヒーを混ぜると、一般的に「カフェモカ」と言われる飲み物になります。

カフェモカは、本来ですとエスプレッソコーヒー、チョコレートシロップ、スキムミルクを混ぜたものですが、ココアとチョコレートは同じカカオ豆が原料なので、このチョコレートとミルクをココアに代えて作ることもできます。

自宅で作る場合も、ココアを規定量カップに入れ、そこにインスタントコーヒーを小さじ一杯ほど入れるとカフェモカのような味が簡単に作れます。

インスタントコーヒーの量はお好みで調整してください。

 

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ココアとコーヒーの違いは?

ココアとコーヒーは、どちらも豆が原料ですが、その豆の種類が異なります

 

ココアは、カカオ豆というチョコレートの原料にもなるものから作られています。カカオはアオイ科の常緑樹です。

ポリフェノールやビタミンC、ビタミンE、リコピンなどが含まれており栄養価が高い一方で、カロリーが高いので、砂糖を加えて飲む場合には摂取カロリーに注意が必要です。

 

コーヒーは、コーヒーノキから採れるコーヒー豆を精製して作られ、お湯で抽出して飲みます。コーヒーノキはアカネ科の植物です。

カフェインやポリフェノールを含み、抗酸化作用や、リラックス効果などもあります。

 

ココアとコーヒーはどちらが健康にいいの?

コーヒーもココアもどちらも健康に効果があり、それぞれに特長があります。

それぞれの効果をご紹介します。

ココアの効果

整腸作用

純ココア一杯分で食物繊維が約1.7グラム含まれています。

これはにんじん一本分に相当する量なので、効率よく食物繊維を採ることができ、整腸作用に優れていると言えます。

 

活性酸素を抑える

ココアにはカカオポリフェノールが含まれているので、「体のさび」と言われる活性酸素
を抑制することができます。

シミなどのお肌の老化を解決し、美肌効果が期待できます。

 

リラックス効果

ココアに含まれているテオブロミンの働きにより、自律神経が整えられてリラックス効果が得られます。

また、カフェインが含まれていないので寝る前に飲んでも問題ありません。

コーヒーの効果

ダイエット効果

広く知られているように、コーヒーにはカフェインが含まれています。

このカフェインは、眠気を覚ます効果がありますが、それ以外にも脂肪の分解を促進したり、自律神経に働きかけてエネルギー消費を高める効果もあります。

 

肝臓機能の活性化

コーヒーを飲む人を数十年に渡って調査した結果、毎日コーヒーを1杯飲む人は、肝硬変になるリスクが20%低下していました。

さらに、一日に2杯以上飲む人は、肝がんになる人が4割減ったとも報告されています。

この結果から、コーヒーを毎日飲むと肝臓の機能が活性化されると言われています。

 

二日酔いに効く

二日酔いによる頭痛は、アセトアルデヒドという物質が原因となって起こります。

カフェインは脳の血液の循環をよくさせて、アセトアルデヒドを体外に排出させる効果があります。

また、アルコールでダメージを受けやすい肝機能にも良好な働きをします。

 

まとめ

コーヒーもココアもそれぞれの良さがあります。

また、コーヒーが苦手な人は、コーヒーをココアに混ぜることで飲みやすくなります。

コーヒーとココアを一緒に摂取することで、それぞれの健康効果を得ることも可能になります。

ただ、砂糖の入れすぎはせっかくのダイエット効果なども無駄になってしまうので注意が必要です。

普段はコーヒーもしくはココアを飲んでいる方も、一度コーヒーとココアを混ぜて飲んでみてはいかがでしょうか。