幼稚園や小学校などで、一輪車は誰もが目にしたことがあると思います。
タイヤがひとつしかない一輪車はバランスを保つことが難しく、実際に乗れるようになるまでには練習が必要です。
しかしただやみくもに乗ると、転倒してケガをしてしまうかもしれません。
一度コツをつかんで進めるようになれば、あとはスイスイ乗られるようになります。
そのための練習方法と乗り方のコツをご紹介します。
まずは一輪車の空気圧をチェック!
タイヤの空気圧が少ないと、タイヤの設置面積が広くなって走行抵抗が増し、ペダルを漕いだときの感覚が重くなってしまいます。
また、タイヤの摩耗やパンクの原因にもなります。
タイヤの空気は、時間がたつと抜けてしまいますので、乗る前にタイヤの空気がしっかり入っているかをチェックしましょう。
タイヤのチューブ部分に推奨空気圧が書いてありますので、それに合わせて空気を入れておくことがベストですが、それには空気圧計が必要です。
触って調べる場合は、指でおさえてへこまないくらい、または軟式ボールくらいの硬さが目安の感覚です。
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一輪車の練習方法は?
転んでケガをする恐れがありますので、練習する際はヘルメットと肘や膝を防護するプロテクターをつけましょう。
練習する場所は、土や芝生のほうが転んだ時の衝撃が吸収されますが、凹凸がありスピードが出にくく、フラフラしてしまうのでうまく乗ることができません。
アスファルトなどのコンクリート面のほうがよいでしょう。
胸の高さくらいのフェンスや手すりがあると安心です。
まずは手すりにつかまったまま、サドルをまたいで乗ってみましょう。
サドルへの乗り方は、ペダルが下になっている方の足を先にかけることがコツです。
両足がペダルに乗ったら、ペダルを水平位置にして一度静止します。そして、背筋を伸ばして真っすぐ前を見ます。
静止状態を保てたら、次はペダルを前後に動かしてみましょう。
いきなりペダルを回すとバランスを崩してしまうので、焦らず少しずつ前後に動けるようにします。
姿勢を保ったまま前後の動きができるようになったら、ペダルを半回転だけ前にこぎます。
すると足の前後を入れ換える形になります。
ペダルが水平位置のところで姿勢を整えたら、また半回転だけ前にこぐ動作を繰り返します。
ここまでできたら、あとは掴まっている手すりから手を放すだけです。
ですが、これが一番難しいので、焦らずやりましょう。
スピードにのらないとふらついてしまうので、ここからは勢いも肝心です。
決意を決めて、ペダルを深く踏み込みましょう。
それでは動画で確認してみましょう
一輪車の乗り方のコツは?
一輪車はバランスが命です。
バランスを保つためには、目線は足元ではなく、まっすぐ前を見て、背筋をピンと立てた状態にすることが重要です。
そして肩の力を抜いて、サドルにちゃんと腰掛けるようにし、勢いよくペダルを水平から水平へ半回転させ、いったん停止してもよいので姿勢を保ったまま進めるようになるまで練習しましょう。
そして、半回転に慣れたら一回転、一回転に慣れたら連続回転、と進めていくと、少しずつ長い距離を乗られるようになります。
まとめ
一輪車は、運動神経の良し悪し、年齢や性別を問わず、誰でも楽しめる乗り物です。
乗れるようになるまでには練習が必要ですが、練習をすることによってやる気や意欲、達成感を得ることができます。
そして、遊びながら平衡感覚や反射神経、集中力を養うことができます。
ぜひこの練習方法を実践して、一輪車に乗ることができるように頑張ってみてください。