鯖の缶詰は非常食として自宅にストックされている方も多いのではないでしょうか?

しかし、日々の料理の中に取り入れたいくらい優秀な食べ物でもあるのです。

今回はこの優秀食材「鯖の缶詰」について詳しく説明したいと思います。

鯖の缶詰の栄養とカロリーは?

缶詰になるとどうしても栄養価が低くなってしまいがちと思われますが、鯖の缶詰は生の鯖と同様の栄養が含まれています

それは、獲れたばかりの鯖をすぐに加工し、栄養が落ちる隙を与えないからです。

他にも
・カルシウム豊富

骨まで柔らかく加工するため、普通に鯖を食べるよりも可食部が多くなり鯖を丸ごと一匹食べることになります。
・添加物がない

缶詰という性質上、保存料や防腐剤を使用せずとも長期間の保存が可能だからです。
・DHA、EPA

新鮮な鯖と同じ質、量が含まれ、およそ一缶で一日に摂取しなければいけない目標量をクリアできます。
このような栄養が含まれます。

新鮮な鯖とほぼ同じ栄養価が期待できるので缶詰でも何の問題もなさそうですね。

むしろ鯖の缶詰は水揚げ量の多い旬の時期に加工されることが多いので、高い栄養価が期待できます。

また、気になるカロリーですが水煮してあるものならば1缶あたり100~150㎉と低めです。

製造元や鯖が加工された時期によって変動がありますがローカロリー食品だといえます。

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鯖の缶詰の効能は?

鯖自体に多く含まれるDHA、EPAは缶詰になっても含有量はほぼ変わりありません。

この成分は、脳細胞の活性化をするとされ認知症やうつ病の予防が期待されます。

また血管を強く、血液サラサラの効果もあるため動脈硬化、成人病の予防にもなります。

他にもコレステロール値、中性脂肪をダウンさせるという作用もあります。

このDHAやEPAは水や油に溶けだしやすいという性質があるため、新鮮な魚を調理
する際はどうしても流れ出てしまい摂取量が減ってしまう時があります。

しかし、丸ごと食べられる缶詰は栄養を逃すことなく詰められていますので食べる際には汁も合わせて食べると十分な栄養が得られる利点があるのです。

鯖の缶詰を使った簡単なレシピは?

栄養価が非常に高い鯖缶ですが、調理法が思い浮かばないという方にレシピをお教えし
ます。

 

まずは、お魚嫌いのお子様向けに「鯖缶ハンバーグ」。(約二人分)

① 鯖缶一缶に対し、水切りをした豆腐半丁、卵、パン粉を合わせボールでよく混ぜ合わせます。

② 魚の生臭さが苦手な方は青ネギを刻んだものやしょうが汁を加えます。
③ 普通のハンバーグのように成形し、両面をよくフライパンで焼きます。

④ 火が通ったら醤油大匙1、砂糖大匙1、みりん大匙1を合わせたたれを絡め、煮詰めます。
これで完成です。甘辛い照り焼き味で魚嫌いのお子様でもパクパクと食べられちゃいますよ。

 

次は、大人向けのレシピです。鯖と相性の良いトマトでさっぱり冷静おつまみです。

① 生のトマト1個をみじん切りにします。

② 軽くほぐした鯖の缶詰に先ほどのみじん切りトマトを混ぜます。

③ そこに、オリーブオイル大1、塩一つまみ、砂糖少々、酢少々、パセリのみじん切り(ドライパセリでも可)を合わせた調味液をまぜます。
このまま食べてもおいしいのですが、クラッカーやフランスパンの薄切りにのせるとちょっとした前菜としておもてなし料理にもなりますのでお試しくださいね。

まとめ

以上が鯖の缶詰についてでしたがいかがだったでしょうか?

栄養価も高く日持ちもする。非常時にも持ち出せるパーフェクト食材だったことが分かりましたね。

魚料理がどうしても敬遠されがちな現代です。

こういった手間もかからず気軽に食べられる食材をうまく活用したいものですね。