秋になると旬のさんまが出回ります。

安くて栄養豊富なさんまですが、きれいに食べられない、骨が苦手という人のために簡単に骨を取る方法をご紹介します。

 

さんまの上手な食べ方は?

それではさんまの上手な食べ方を見ていきましょう!

① 頭から尻尾に向かった中骨に沿って、身の真ん中に箸を横一文字に入れて切り目をつけます。頭の脇にも縦に切れ目を入れます。

② 中骨に沿って横一文字に入れた切れ目に箸を入れて、上下に押し広げると表の面の身が上下に開きます。

③ 表の面の上の身を皮ごと食べます。上の身には小骨がないので子供でもおいしくいただけます。

④ 上の身を食べ終えたら下半分を食べます。内臓はそのまま食べてもいいのですが、苦みが苦手という人はお皿の端によけておきます。

⑤ お腹の部分に細かい骨があります。これは細かくて柔らかいので食べても大丈夫です。細かい骨もいやという人は、骨が並んでいる端から身を崩さないようにやさしく、すくうようにして、箸を右から左へスライドさせるとある程度は取れます。残りは箸で一本一本取り除いてください。

⑥ 表の面の下の身を食べたら裏返さず、中骨を尻尾方から外します。中骨は頭の付け根で箸を使って押して外します。

⑦ 裏の身も表と同様に食べます。

 

これで頭と尻尾、中骨だけ残ってあとはきれいに食べられます。

言葉では分かりづらいので動画をどうぞ

 

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さんまの骨の上手な取り方は?

さんまの骨の上手な取り方は、上の方法が正しいようですが、この他にも簡単に骨の抜ける方法を紹介します。

① さんまの頭の付け根から尻尾まで、腹と背を箸で挟んでギュッギュッと軽く力を加えてモミモミします。

② さんまの尻尾を箸で切り取ります。

③ お箸でさんまの腹と背を軽く挟んでおさえたまま頭をゆっくりひっぱると、中骨がスルッと抜けます。

 

正式な場所ではお行儀の良い食べ方ではないようですが、普段家庭の食卓では問題ないでしょう。

上手に抜くコツは、①のモミモミする時に、背と腹についた骨の連結を外すような感じで細かい間隔でモミモミします。

中骨が抜けると後はガブリといけますので、簡単に美味しくいただけます。

これも少し分かりづらいので動画をどうぞ

 

この方法はアユの塩焼きをいただく時にも使えますので、ぜひトライしてください。

 

さんまの内臓は食べられるの?

さんまの内臓は苦みがあって、これを食べないのはツウではない、などと言われるところもあるようです。

さんまは胃袋がなく、腸が真っ直ぐで短いため腸の内容物の量が少なく、内臓を取り除かずそのまま調理されるということから、内臓も一緒に食べる機会が多いようです。

ただし現在では手間をかけずに一度に大量のさんまを獲る漁法が主力となって、網で大群を引き上げるので、網の中でさんまの体が擦れ合いウロコが落ちて、そのウロコをさんまが飲み込むために、内臓にウロコが溜まっている場合もあります。

さんまの内臓を食べたくない場合は焼く前に頭を取ってしまえば、内臓も取り出せます。

蛇足ではありますが、内臓を取る方法も紹介しておきます。

① さんまの頭を左、腹を上にしてまな板の上に置き、包丁の切っ先を胸びれに合わせ、背側の身と中骨を切り落とします。

② 軽くさんまをクルッとゆっくり捻ると腹側の皮が破れて外れます。

③ 右手でさんまの胴体を押さえて、左手でさんまの頭を持ってゆっくり引っ張ると、頭に内臓がひっついたまま出てきます。これで出来上がりです。

④ 途中で内臓が切れても、内臓の端を包丁で軽く抑えたまま胴体をひくと残りも出てきます。

⑤ それでもだめなら、頭を切り落としているので、水で洗い流すときれいに取れます。まだ残っているようなら腹を開いてきれいに取り出します。

 

まとめ

さんまにはビタミンやタンパク質、カルシウムなど豊富な栄養が詰まっています。

ビタミンCが豊富な大根おろしと一緒に食べると、さんまに含まれている脂肪酸の酸化を抑えて、鬼に金棒です。

秋が旬のさんまを美味しく召し上がれ。