味の素とほんだし、どちらも料理に大活躍の調味料ですがその違いはご存知ですか?

分かるようで分からないそんなモヤモヤを解決しましょう。

また、毎日使っても体に影響はないのか成分についても調べてみました。

味の素とほんだしの違いは?

料理の調味料として代表的なこの二つ。

まずは、成分にどのような違いがあるのか見ていきましょう。

味の素

  • アミノ酸
  • グルタミン酸
  • イノシン酸ナトリウム
  • グアニル酸ナトリウム

このような成分を結晶化して作られています。

主に、サトウキビを抽出して、“うまみ成分”を

凝縮しています。

特に匂いや風味といったものがあるわけではありません。

ほんだし

  • かつお節粉末
  • カツオエキス
  • 食塩
  • 砂糖

こちらは、粉末をなめてみると分かる通り、塩気や風味を感じることが出来ます。

誰もが「かつお節」の味だとわかるくらいでしょう。

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味の素とほんだしって体に悪いの?

特に味の素はグルタミン酸だのイノシン酸ナトリウムだの化学の授業で聞かれそうな難しい言葉ではありますが、これは食物に含まれる“うまみ”の元となる物質なので心配はいりません

私たちはよく「うまみがあっておいしい」とは良く言いますが本当はこれらの成分がいろいろと合わさったものをおいしく感じていることなのです。

つまり誰もこんなことは言いませんが、「イノシン酸ナトリウムが効いているからおいしい」ということと同じなのです。

そして、これらの成分は自然界の食べ物に存在するものであり、体に取り入れても自然と代謝するものなので体に悪いものではないという事なのです。

ほんだしももちろん「かつお」から作られていますので健康被害は考えられません。

もちろんどちらも、赤ちゃんや小児にも食べさせることが出来ます。

しかし、ほんだしは食塩や砂糖が含まれているので他の醤油やお味噌などと組み合わせる時には加減が必要となります。

味の素とほんだしの上手な使い方は?

味の素…ちょっと料理の味付けに物足りない時

ほんだし…素材そのものの味を生かしたい時や、醤油、塩などの塩分を風味で減らしたい時。

こういった事を基準に使ってみるとうまく活用できます。

では、どのような料理に使えばいいのか具体例を。

味の素」は“たまごかけごはん”“お漬物”に使うと味の素のもつうまみを知ることができるのではないでしょうか。

どちらも普段と同じようにお醤油をちょっとかけて、その後に味の素を一振りするだけで味がまろやかになります。

とがった味が無くなり、高級なお醤油を使っているような味付けになりますよ。

他にも野菜スープや炒めものにも最後の仕上げに一振りすると味に深みが増します。

ほんだし」であれば、こちらは、“お鍋”に使うとこれだけでおいしく出来上がります。

お好みの野菜や肉などの鍋に適量入れると、風味豊かなあっさり鍋の出来上がりです。

塩分も含まれるので味付けも特に必要ありません。

忙しい朝の味噌汁も一晩ダシを取る手間もいらず、ほんだしをササッと入れるだけでダシの効いた味噌汁が出来上がります。
また、“ふろふき大根”を作る際、大根を茹でる際に使用するとかつお節の香りがふんわりと、食欲をそそります。

まとめ

味の素とほんだしの違いが分かり、モヤモヤも解消されたでしょうか?

忙しい現代人にとってのお助け調味料としてこの二つを上手に使い分け、おいしい料理を作ってくださいね。