みなさんはお盆のときはどのようにお過ごしですか?

海外や国内の旅行に行ったり、仕事をしたり、家でゴロゴロ過ごしたりと人それぞれ過ごし方は異なると思います。

ところで、お盆にも行事があるということをご存知でしたか?

意外とお盆の伝統的な行事について知っている人は少ないと思います。

ということで、今回はお盆の行事や由来、やることについて紹介します。

 

お盆の行事は?

お盆は、亡くなった方の霊がお里帰りをする期間です。

お盆の入りの日は、夕方に門口で迎え火を焚き、玄関に提灯をつけ、迎え団子を備えて準備をします。

お盆の最後の日は、門口で送り火を焚いてご先祖様を送り出します。

 

伝統的な送り火としては、京都府の「五山の送り火」や、長崎県の「精霊流し」などがあります。

「五山の送り火」はよく「大文字焼き」とよく言われています。

 

ちなみに、「大文字焼き」は正式名称ではないんです!

 

お盆の時期のお供えものとしては、ナスとキュウリで作った馬や牛をお供えします。

 

お盆の期間が地域によって異なるように、行事やお供えも地域によって異なっています。

 

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お盆の由来は?

お盆の起源は、仏教の「盂蘭盆会」です。

「盂蘭盆会」とは、インドで行われていたウラバンナと呼ばれる先祖の魂をまつる行事です

地獄のような苦しみにあっている人を救うための法要を行います。

 

日本のお盆の場合は、この「盂蘭盆会」に農耕儀礼や先祖供養などの風習が合わさったものだと言われています。

 

ちなみに、飛鳥時代の、推古天皇のときに初めてお盆の行事が行われました。

 

お盆にやることは何?

お盆にやることは主に以下のことです。

  • 迎え火を焚いてご先祖様をお迎えする。
  • 灯篭、堤灯、盆棚の組み立て。
  • 堤灯に火をともす。
  • 送り火を焚いてご先祖様の霊をお見送りする。
  • お墓参り。

 

盆棚とは精霊をお迎えする祭壇です。

棚にはござや、真菰(マコモ)を敷き、中央に位牌を安置し、棚の左右には提灯、霊前灯、絵柄提灯を飾ります。

そして、ナスやキュウリで作った馬や牛、団子、そうめん、季節の野菜などをお供えします。

 

また、お盆の時期に帰省した際には、帰省先の家事や料理の手伝いなどをすることがあります。

お盆って意外とやることが多いですね。

 

まとめ

最近お盆の時期に旅行をしたり仕事で忙しかったりと、なかなか帰省やお墓参りをすることができない人が増えています。

しかし、忘れてはいけないのが、私たちが今この世に存在するのはご先祖様のおかげだという事です。

どんなに忙しくても一年に一回はお墓参りしたいですね。

そして、お墓参りをした際にはご先祖様にしっかり感謝の気持ちを伝えましょう。