お盆になると、祭壇を作ってご先祖様をお迎えする光景を見たことがあるかと思います。

 

初盆でも祭壇を作ってご先祖様をお迎えするのですが、初盆はその年に亡くなった方が初めて迎える盆なので、特に念入りに準備してあげる必要があります。

 

故人をしっかりお迎えしてあげられるように、初盆の祭壇の作り方や飾り方についてまとめてみました。

  • 初盆の飾りはいつからするの?
  • 初盆の祭壇飾りで準備するもの
  • 初盆の祭壇の飾り方は?

 

初盆の飾りはいつからするの?

初盆だから、通常のお盆の期間とは違うのでは?

 

と思ってしまいますが、期間は通常のお盆とかわりません。

 

初盆の飾りも通常のお盆と同じく、盆月の13日~16日に飾ります。

 

【盆月とは】

お盆を行う月のこと。

一般的には新暦である8月ですが、一部地域では旧暦である7月にお盆を行っています。

 

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初盆の祭壇飾りで準備するもの

初盆は通常のお盆より、大事な行事なので準備するものも沢山あります。

 

地域や宗派、遺族の考えによって祭壇に飾るものがかわりますが、ここでは一般的な飾りつけに必要なものをまとめました。

 

祭壇

紙や木製、ステンレスなど様々な素材の祭壇があります。

価格は5,000~20,000円で仏具展で購入可能。

葬儀で使った紙の祭壇があれば、それを使用するのも可。

 

白布

祭壇の上に敷くので祭壇に合う長さ・大きさのものを選びます。

 

仏具

花立、線香立、火立、仏飯器、湯のみなど、普段仏壇で使用しているもの。

初盆は特別な行事でもあるので、新たに陶器製の仏飯器、湯のみなどを準備していただいても構いません。

 

お供え物

故人の好物や季節の野菜・果物。

お供え物をのせる器は、普段使っているもので構いません。

 

精霊馬(しょうりょううま)

なすやきゅうりで作った牛や馬のこと。

 

提灯

あの世から帰ってくるご先祖様が迷わず自宅に帰ってくるための目印。

初盆は無地の白提灯を飾ります。

 

小さなテーブル

火立や線香立などを置くため。

 

経机

経本などを置くため。

 

初盆の祭壇の飾り方は?

飾り方も宗派や地域で様々な飾り方があるので、一般的な3段の祭壇での飾り方を紹介します。

 

【祭壇】

・最上段・・・位牌や遺影

・2段目・・・仏飯、湯飲み、水など 小包のお菓子など軽いお供え物

・3段目・・・お花や果物、お菓子など重いお供え物

 

【祭壇以外】

・祭壇の手前・・・小さなテーブルを置いて、火立や線香立などを置く。 経机を置いて、経本などを置く。

・祭壇横・・・お供え物を置くスペースを空けておく。 お花が沢山ある場合は、大きめの花瓶を準備してお花を飾る。

 

あくまで一般的な飾り方なので、各ご家庭でいろいろとアレンジしていただいて構いません。

 

一般的な飾り方より工夫して飾ったほうが、故人も喜ばれると思います。

 

まとめ

初盆は毎年の行事ではないので、よく分からない部分も多いかと思います。

 

しかし、初盆とは故人があの世から初めて帰ってくるときなので、しっかり故人をお迎えしてあげよう、という気持ちが一番大切です。

 

故人を思う気持ちを忘れずに、しっかり飾りつけをしてお迎えしてあげましょう。