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「お月見どろぼう」

中秋の名月の夜、日本中のあちこちで行われているものの、知らない人も多いのでは?

それもそのはず。この習慣は東北地方、関東地方、中部地方、近畿地方、九州と広がっているにもかかわらず、行われている地域はほんのわずかです。

それでもこれは、今では廃れつつある日本の古き良き時代を感じさせる行事。

そんなお月見どろぼうって何? そもそもお月見の由来は? 2016年のお月見はいつすればいいの?

などなど、まとめましたのでご覧になってくださいね。

お月見どろぼうって何?

中秋の名月の晩、月見のためのお供えを子供たちが盗んでまわるという行事です。

子供たちは月の使いと言われており、お月見の晩には何をしても良いとされていました。

盗み、ケンカ、人に家に勝手に上がるなどです。

お供え物の団子を子供たちに盗まれるのは、神様がお供え物を食べたこととされ、縁起の良いことだとされていたのです。

江戸時代では庭先に置かれたお月見のお供え物の里芋や、お団子を竹竿などの長いもので突き刺してとっていたようです。

それで地域によっては今でもお月見どろぼうを「団子釣り」「団子突き」と呼ぶところもあります。

 

現在では庭先に山盛りにしたお菓子の袋を子供たちがもらって歩く、いわば日本版ハロウィンのようなイベントとなっています。

参加するのはだいたい小学生の子供まで。

町中を自転車などで走り回ってお菓子を集めるのです。

しかしこの習慣は大正時代から昭和時代の間にほとんど廃れているのが現状です。

子供にものを盗ませるのことへの抵抗感や、ルールを守らない悪質ないたずらの増加、夜に子供たちが歩き回る危険などが原因と考えられています。

現在この習慣が残っている地域は大抵、近所の人をお互いがよく知っているやや田舎の地域になります。

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2016年のお月見はいつ?

お月見は、中秋の名月の晩に行われます。旧暦の十五夜(8月15日の晩)になります。

十五夜は年によって日にちが変わるのでご注意を。

これから数年の日程です。

  • 2016年9月15日
  • 2017年10月4日
  • 2018年9月24日
  • 2019年9月13日
  • 2020年10月1日
十五夜の一ヶ月後にあるのが十三夜と呼ばれる月で、この日にもお月見をしますが、お月見どろぼうがあるのは十五夜の夜になります。

お月見の由来は?

・縄文時代

月を農耕の神と崇め、祈願しお酒を酌み交わすことが十三夜に行われていたとされます。

 

・奈良、平安時代

この頃の中国の「中秋節」が日本に伝わり、貴族が大々的に「月見の宴」を催しました。

月が映り込んだ川や湖に船を浮かべ、お酒を注いだ杯に月を映して愛でていました。詩歌を読んだり、音楽を奏でたりしながら楽しんだと言われています。

いかにも「やんごとなき公家たち」のお遊びですね。

 

・室町時代

この頃の記録に、ある武将が月を拝みお供えをした記録が残っています。

 

・江戸時代

収穫祭と合わせて、一般大衆化したのがこの時代。この頃の収穫物である里芋、豆、栗をお供えするようになり、やがてお米で作った団子と、稲穂を模したススキがお供えされるようになりました。

同時にお月見どろぼうも広まったとされています。

 

お月見の習慣は、古くから形を変えつつ受け継がれてきたものなんですね。

まとめ

ところで最近よく話題になるスーパームーンって、中秋の名月のことでしょうか?

中秋の名月は、晴れやすい秋の、見上げやすい高さにある月を愛でる日としたもの。あらかじめ日にちを決めてしまっているので、満月に近いですが、大抵数日ずれています。

スーパームーンとは、一年のうち地球と距離が最も近づき、いちばん大きく見える月のこと。

満月の場合もあれば、新月の場合もあります。

十五夜とは無関係なんですね。

勘違いしている人も多いのでは?

何はともあれ、人間は昔も今もきれいなお月様を見上げることが好きだということですね。

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