みなさんはコーヒーに豆乳を入れて飲んだことがありますか?
近年、健康ブームを反映してか、コーヒーに牛乳を入れて飲む代わりに「豆乳」を入れる人たちが増えてきました。
街でよく見かける有名コーヒーショップにも「ソイラテ」としてメニューに並んでいるのをよく目にしますね。
豆乳は、スーパーマーケット、コンビニエンスストアなどで容易に手に入るので、自宅でコーヒーに豆乳を入れてい飲んでいる人も多いかと思います。
でも、実際にやってみると、コーヒーと豆乳がうまく混ざらなくて、分離したり、場合によってはもろもろの固まりができてうまくいかない、という経験もあるのではないですか?
そんな経験を元に、コーヒーに豆乳を入れると分離したり、固まる場合の対処方法と、豆乳の効能について、まとめてみました。
コーヒーに豆乳を入れると分離する原因は?
コーヒーに豆乳を入れると分離してしまう原因に次の2つがあげられます。
熱によってタンパク質が固まる
ご存じのとおり、豆乳の原材料は大豆ですよね。
大豆には豊富なタンパク質が含まれていますが、そのタンパク質は、熱を加えることによって固まってしまいます。
ですので、熱いコーヒーに豆乳を入れてしまってうまく混ざらず分離したり、また豆乳そのものを熱くしてしまったことが原因で、もろもろの固まりができてしまったといえます。
酸によって凝固してしまう
タンパク質は、レモン、お酢など、酸を加えると固まります。
コーヒー豆の種類によっては、酸味が強いものもあるので、コーヒーに豆乳を入れたとき、コーヒーの酸の物質と豆乳のタンパク質が出会うことによって、固まりができてしまうことがあります。
スポンサーリンク豆乳が分離するときの対処法は?
では、分離しないためにはどうすればよいでしょうか。豆乳は熱を加えることによって固まるので、
- コーヒーの温度を熱くしすぎないで、豆乳を加える
- 豆乳を温める時は、少しずつ加熱して熱くしすぎない
がポイントになります。
タンパク質は63℃で固まると言われているので、コーヒーの温度を70℃以下にしたり、豆乳も温める場合は、ちょっと熱いくらいの温度にしてコーヒーと混ぜるのがよいです。
なお、コーヒーの豆の種類によっては、酸と反応して固まってしまうこともあるので、酸味の強いコーヒーは避けて選んだほうがよいでしょう。
コーヒーに豆乳を入れる効能は?
豆乳は大豆の栄養をたっぷりと含んでいます。
そこには、
- イソフラボン
- 大豆たんぱく
- レシチン
- サポニン
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンB6
- ビタミンE
など、多くの栄養素があります。
イソフラボン
その代表格のイソフラボンは、ポリフェノールの一種で、女性ホルモンに似た働きをすることで知られていて、老化防止や肌荒れ防止の効果があげられています。
また、更年期の女性に不足しがちな女性ホルモンを補うこともでき、更年期障害の症状を緩和する効果もあげられています。
レシチン、サポニン
レシチン、サポニンには、余分なコレステロールを排出する働きがあるので、動脈硬化、高血圧などの生活習慣病の予防に効果があり、過酸化脂質の生成を抑制する働きもあるので、ダイエットにも効果があります。
こうやってみていくと、豆乳にはたくさんの効能があり、女性ホルモンを補えることから、特に女性にとってはいいことずくめですよね。
まとめ
このようにちょっとした工夫で、お家でもコーヒーに豆乳を入れておいしく楽しいコーヒータイムを過ごせますね。
身体にもよい豆乳を上手にとって、元気な毎日を過ごしましょう。