いまや秋の風物詩となった『ハロウィン』
一昔前はハロウィンで仮装した人が街中を歩いていると好奇な目で見られたものですが、
いまはそんなこともなくすっかりおなじみの光景となりました。
しかし日本人にはまだなじみの薄いハロウィン。
由来や本場のハロウィンを知らない人も多いと思います。
ハロウィンの由来や本場との違いをまとめましたので、
参考にしてより一層ハロウィンを楽しんでください。
2016年のハロウィンの日にちは?
ハロウィンの由来は?
海外と日本のハロウィンの違いは?
2016年のハロウィンの日にちは?
ハロウィンの日にちは、毎年10月31日と決まっており、曜日は関係ありません。
2016年のハロウィンは、
10月31日(月)です。
残念ながら土日・祝日ではないんですね。
しかも月曜日だから夜遅くまで楽しむのは難しそうです。
ちなみに次に土日がハロウィンになるのは、2020年
だいぶ先ですね~。
ハロウィンの由来は?
日本ではハロウィン=仮装パーティーというイメージですが、
もともとはヨーロッパの古代ケルト人を起源とする
宗教的な意味合いのある神聖な行事なんです。
古代ケルト人の1年の終わりは10月31日で、この日に収穫祭が行われていました。
この収穫祭では、秋の収穫を祝うと共に、悪霊を追い払う宗教的な行事も行われていました。
その後、ケルト系民族はカトリック系民族に侵略されましたが、
ケルト人の収穫祭はカトリック系民族にも取り入れられました。
これがハロウィンの起源といわれています。
カトリック系民族が伝承したので現在のハロウィンは、
カトリック教会で11月1日に行われる諸聖人の日の前夜祭、
として認知されています。
【諸聖人の日とは】
日本でいう”お盆”のようなもの。
死者の魂がこの世に帰ってくると考えられており、
お盆のように墓参りをしたりします。
海外と日本のハロウィンの違いは?
上記のように、海外のハロウィンは日本のようなお祭り騒ぎとはだいぶ異なるようですね。
簡単に違いをまとめると、
海外のハロウィン=宗教的な行事
日本のハロウィン=娯楽
といった感じです。
また海外のハロウィンといっても、起源のヨーロッパとアメリカではだいぶ異なり、
日本のハロウィンはアメリカのハロウィンの影響が大きいようです。
アメリカのハロウィンも宗教的な意味合いはもっていますが、
どちらかというと大衆文化的な意味合いのほうが強いんです。
その為、アメリカのハロウィンは、
仮装イベントやパーティーなどのお祭り的な要素が沢山含まれています。
日本で海外のイベントが広まるときは、企業が販売促進のために行うことがほとんどです。
ハロウィンもその一環で日本で広められたイベントなので、
起源のヨーロッパよりも販売促進しやすい
アメリカのハロウィンが取り上げられたのかもしれませんね。
まとめ
日本では完全に仮装してのお祭り騒ぎといったハロウィンですが、
実は神聖な行事だったんですね。
2016年はハロウィンの由来もしっかり踏まえた上で楽しみましょう。
お盆にご先祖様にお祈りできなかった人は、
ハロウィンの日にご先祖様へのお祈りをしてさしあげるのもオススメですよ。