洋食、和食問わずに様々な料理に大活躍のなす。大好物という方も多いのではないでしょうか?
おいしいけれども栄養があまり無さそうと思われがちな事も事実です。
本当に栄養はないのでしょうか?
また、栄養があるのならば自宅で育てた茄子を収穫してみたいと思いませんか?
園芸初心者のかたにも分かりやすい育て方をお教えしましょう。
考え出したら茄子がどんな野菜なのか気になってきたあなたは必見ですよ。
なすってどんな野菜なの?
なすは世界中のあらゆるところで栽培される野菜です。
もともと、インド原産の野菜という事で特に蒸し暑い気候の地域ではよく育つようです。
日本も蒸し暑い気候を利用してメジャーである野菜の一つですが、その品種は日本だけでも約180種もあるようです。
長細いもの、丸いもの、白色のもの等スーパーでも多様な形のなすを見かけますよね。
特に、油との相性のいい野菜なので、炒めものやてんぷらにおススメです。
生で食べることも出来ますが、苦味やあくが強いので塩もみ等をしてから食べることがいいでしょう。
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なすの旬はいつ?
原産が暑いインドということでもある通り、なすの旬は露地栽培が可能な7月から9月にかけてです。
ハウス栽培などで一年中食べることはできますが、皮も柔らかくなり身もふんわり育つ夏が一番おいしく頂けます。
なすの栄養素は?
なすはよく栄養が無いというイメージが持たれやすいようです。
私も実際そう思っていました。
確かになすの90%は水分だそうです。
しかし、残り10%には
- カルシウム
- ビタミン
- カリウム等
が含まれます。
また、血圧を下げるというコリンも含まれるので栄養が無いわけではありません。
そして、なすの最大の魅力はカロリーが低い事でしょう。
大きさの割にカロリーが低いのでダイエット中の方でもたくさん食べることが出来ます。
参考までにいうと、サツマイモ100gのカロリーが131kcalに対し、同じ100gのなすは22kcalしかないのです。
しかし、先ほどの通り、油と相性が良く、なすが油を吸い込みます。
油を使用した料理にするとカロリーは当然上がりますのでご注意を。
なすの育て方は?
なすが好きすぎて、自分でも育てたい!
低カロリーでダイエットには向いている野菜として自分で育ててみたい方は自宅で育てて見てはどうでしょう。
初心者であれば園芸店に売られている苗を植えることが最も育ちやすい方法で簡単でしょう。
では、植え付けから育て方について順番にいきましょう。
① 4月から6月の間の夜間の気温が15℃以上ある頃に植えることがベスト。
茄子は極端な寒さを嫌うのでお住まいの季節によって変わってきます。
② 茄子を植える10日くらい前に土づくりをします。
日当たりの良い場所で堆肥や石灰などをまんべんなく混ぜておきましょう。
③ 苗は50㎝くらいの間隔を空けて茎の部分が少し土にかぶるくらいに植えます。
植え付けと同時に支柱で茎を支えてあげておきます。
④ たっぷりと水を与えましょう。
朝晩、土が乾いていたらたっぷりあげまることが大事です。
⑤ 肥料は初めの1か月は特にいりませんが、定期的に与えるようにします。
特に果実が出来始めるころからは十分な肥料を与えることが重要です。
⑥ 苗を植えて、2~3か月で茄子の収穫が可能になります。
苗から果実までに育て方はこの通りですが、うまく育てるためのポイントがあるのでおさえておきましょう。
昼の温度が一定して28℃以上になるとよく育つようになります。
気温が低く感じる時は防寒をしましょう。
90%が水分というなすですから水やりはこまめに行い、乾燥することがないように注意しましょう。
特に夏場になると地表からの乾燥も激しくなるので藁をなすの根元部分の土に敷いてあげることも乾燥を防ぐことに繋がります。
葉が育ち、風通しが悪くなると成長も遅れるのでわき目は摘み取ります。
枝葉が伸びる前に早めに摘み取ります。
このようなポイントを押さえて大事に育てると実付きの良い茄子の収穫が期待できますよ。
まとめ
なすは夏の食べ物である通り体を冷やす作用もあると言われています。
おいしく食べるのは良いですが体を冷やすことに注意が必要な人は食べすぎには気を付けてくださいね。