お仏壇のお参りの仕方は身についていますか?

 

「次は何するんだっけ…」とお仏壇の前で考えてしまったことありませんか?

 

今回はお仏壇への正しいお参りの仕方をお教えします。

お仏壇の参り方

ほとんどの家庭に仏壇が存在をしていた昔と違い、仏壇へのお参りはなかなかしないという方が多いのではないでしょうか?

 

そのため、正式な作法をよく知らない方も多いはずでしょう。

 

ただ線香をあげて、手を合わせるだけでなくきちんとした順番があるのでこれをいい機会として覚えていけたらと思います。

 

まず、服装ですが男性女性とも黒またはダークな色合いのスーツやワンピース等を着用します。

 

女性のストッキングは薄手の黒のものです。(タイツはNGです)。

 

では、お仏壇の参り方を紹介します。

  1. まず、仏壇の前で正座をし、本尊に一礼をします。
  2. 御仏前や御供花代などをお供えします。
  3. ロウソク、線香に火を灯します(この時、炎が出たら息を吹きかけて消すのではなく手で仰いでけしましょう)
  4. 手を合わせてお題目、または念仏を唱えます。
  5. 一礼をして席へ下がります。

こういった順番をスムーズに行えるといいですね。

 

また、「お題目」「お念仏」というものは呼び方も内容も宗派によって変わります。

 

例えば浄土宗ならば「南無阿弥陀仏」ですが日蓮宗であれば「南無妙法蓮華経」と唱えます。

 

宗派などは事前に確認を取っておくといいでしょう。

 

また、よくチーンと「リン」をならして手を合わせますが実はこれは間違いなのです。

 

本来はお経の間に一呼吸置くときに鳴らすものなのです。ちょっとしたことですが、身につけて置くといいでしょう。

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お仏壇のお供えは?

よそのお宅へお参りする際のお供えは、お供え兼手土産といった形になるかと思います。

 

日持ちのするお菓子や、果物、ジュース類といったところが定番です。

 

故人の好きなものが分かっている場合はそういった物を選ぶと先方も喜ばれるのではないでしょうか?

 

最近はきれいに装飾されたろうそくや、良い香りのするお線香など家のインテリアとの調和を考えたものも喜ばれるようですよ。

 

一つ注意点は、お供え物に肉や魚、生ものは厳禁です。お盆の時期は特に殺生を禁じるからです。

お香典の相場は?

お香典の相場は一番気になりますよね。

 

安すぎると失礼になるし、高いと余計な気遣いをさせるのではと気になります。

 

故人との付き合いがどの程度によるかによって変わりますが一般的な相場考えてみます。

 

訪問して直接お参りする際の相場では2000円から3000円くらいが一番多いようです。

 

これに3000円前後のお供え物・手土産を合わせるので総額5000円くらいでおさめるようです。

 

なにかの理由でお参りが難しく、現金を郵送する際は5000円程度を包むといいでしょう。

 

新(初)盆の場合は相場が変わり、10000円程度になります。

 

お参り後の会食に招待いただいている場合はこれに食事代(およそ5000円から1万円程度)をプラスして包みます。

まとめ

スムーズできちんとしたお参りによって故人や先方のご家族も偲んでくれることに対して喜んでくれるかと思います。

 

これからお仏壇へのお参りの機会は何度かあるはずです。しっかりと身に着けたいものですね。