今までの盆のお墓参りは、親について行っていただけ。はたまた親しか行っていなかったということもあるでしょう。
でもいつまでもそうはいきません。
今年は事情が変わり、自分が行かなくてはならないという日がやってきます。
何となく知ってるけれど、ちゃんとした手順はよくわからないなぁ…では困りますね。
では、
- お盆のお墓参りする時期は?
- お墓参りに持っていくものは?
- お墓の掃除の仕方は?
- お墓参りの服装は?
などなど、まとめてみました。
お墓に行ったものの、ものが足りなくて出直しなんてつらいことにならないように気をつけましょうね。
お盆にお墓参りする時期は?
お盆は地域によっては7月のところもありますが、8月13-16日として日程を上げてみます。
- 8月13日までにお墓を掃除して、準備しておく
- 8月13日にお墓参りして、ご先祖を迎える
- 8月16日にお墓参りして、ご先祖を見送る
(14・15日はお墓参りを避けたほうがいいという地域と、逆に行く地域もあります)
しきたり通りできるのが一番なのかもしれませんが、最近は地元を離れている人も多く、お墓が遠い、仕事などで忙しいという人も増えています。
そのため、お盆中のどれか一日で全てを行う人も多くなっています。
またお盆の日程に関わりなく、帰省した時に行う人もいます。
ほっておくよりは、とにかく行ける時にしておく気持ちが大事なのではないでしょうか。
お墓参りに持っていくものは何?
- お供えするもの(お花や食べ物)
- 掃除道具
- お線香(ローソク)とライター(マッチ)
- 地域により供えるとされているもの(提灯など)
最近では、お供えした花や食べ物は、帰る時には片付けるようにと注意書きがある墓地も増えてきました。
お花は枯れると美観を損ないますし、食べ物などを放置するとカラスや野生動物などが集まって来てしまうからです。
墓地の注意書きに従うようにしましょう。
あと、持っていくもののオススメは蚊取り線香もしくは虫除けスプレーです。
お掃除するにしても、蚊がまとわりつくと集中できませんよね。
お墓のお掃除のやり方はどうすればいい?
【必要な掃除道具】
- バケツと柄杓
- スポンジ
- 歯ブラシ
- 雑巾(1枚以上)
- 軍手
- ホウキとちりとり
- ゴミ袋
- ハサミ
【お掃除の手順】
・お墓周りの掃除
ゴミや、雑草を取り除く
植木などがある場合、剪定する
・墓石の掃除
水をかけてゴミを浮かせる
スポンジや軍手を履いた手で墓石を磨く
細かいところは歯ブラシで磨く
水で洗い流す
雑巾で拭きあげる
注意したいことは、墓石を傷つける掃除の仕方です。
金属タワシや、洗剤の使用は避けましょう。
墓石用洗剤もありますが、墓石にシミをつけたり傷つけることもあるようです。
使用は必要最低限にし、使用した後はしっかり水ですすぎましょう。
お墓参りの服装で気を付けることは?
服装ですが、特に決まりはありません。
もし掃除をするのでしたら、動きやすいものがよいでしょう。
お墓が山の中にある場合、虫や木の枝などから身を守るため、皮膚の露出したものを避けるといいですね。
都市部の霊園など人が多く集まるようでしたら、他の人が見て眉をひそめるような極端な服装は避けたほうがいいです。
もしかしたら深い悲しみの中でお墓参りされている方もいるからです。そういう方への配慮も心がけましょう。
新盆など、法要と共に行うときは喪服、または略式の喪服が着用される場合が多いようです。
まとめ
私の故郷では、お盆近くになるとお墓に白い紙の提灯を下げる習慣がありました。
お墓にたくさん並ぶ提灯の下から、紙の短冊が風にゆらゆらと揺れて不思議な光景を作り上げていたものです。
大人になって別の地域に行くとその習慣はなく、故郷独特のものだったんだと知りました。
調べてみると、お盆のお墓まいりで花火をする地域もあるようですね。
そんな日本のお盆の習慣。それぞれに日本の風情を感じますね。