毎年帰省ラッシュや混雑がニュースになる”お盆休み”

早くから計画を立てておくと、電車や飛行機のチケットや宿の予約も取りやすくてオススメ。

2016年のお盆の期間やお盆の豆知識などをまとめてみたので、2016年のお盆の参考にしてくださいね。

  • 2016年のお盆の期間は?
  • なぜ都市部はお盆が7月なの?
  • 迎え盆・盆中日・送り盆とは?

2016年のお盆の期間は?

カレンダーを見れば一目瞭然なんですが、一応書き出してみました。

2016年のお盆の期間は、

8月13日(土)から8月16日(火)

残念ながら、お盆期間中に土日が含まれちゃってます。

「2016年のお盆休みはたったの4日間か~」

とお嘆きのアナタに朗報。

 

実は2016年から新たな祝日

「山の日」

が8月11日に制定されました。

 

ということは、8月12日(金)に有休を取ると、8月11日(木)~8月16日(火)の6連休になるんです。

 

有休をとらなくても、8月12日(金)は休みにする会社も多いかもしれませんよ。

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なぜ都市部はお盆が7月なの?

一般的にはお盆は8月ですよね。

しかし、7月にお盆を行う地域もあります。

なぜお盆を行う時期が違うのか調べてみました。

 

【太陰暦と太陽暦】

本来お盆は、太陰暦である7月15日を中心に行われていました。

しかし明治時代になり、暦を国際標準の太陽暦に変えることになりました。

その際、お盆を含む旧暦(太陰暦)のほとんどの行事は、新暦(太陽暦)の同じ月日に移行されました。

 

【都市部と農村部】

暦の変更は国の指導で行ったものなので、官庁が率先して全ての行事を移行させていきました。

官庁は都市部にあったので、都市部では新暦基準が定着しました。

現在ほど交通や連絡手段が発達していなかったので、地方農村ではなかなか新暦が定着せず、
農村部では旧暦基準でお盆が行われていました。

しかしここで問題が。

太陰暦と太陽暦では日にちにかなりズレがあり、旧暦基準で行うと、毎年お盆の期間がずれてしまうのです。

さらに、新暦の7月15日だと梅雨が明けていない地域が多く、雨対策に追われる時期で農村部にとってはとても忙しい時期でした。

「お盆の期間が毎年変わって分かりにくい」

「梅雨が明けてないから忙しくて供養してる暇がない」

農村部でそういった意見が多く出たので

 

”それじゃあ分かりやすく1ヶ月遅れの8月15日しよう”

 

ということで農村部では8月15日がお盆になりました。

 

【なんで現在では8月のお盆が主流なの?】

新暦に変更されてからしばらくの間、都市部と農村部で1ヶ月ズレたお盆が行われていました。

しかし第二次世界大戦後、8月盆が主流になりました。

その原因は、8月15日が終戦記念日で戦没者慰霊の日になったのが大きな理由です。

全国各地で戦没者がいたので、先祖供養も兼ねて8月にお盆を行うのは便利、という考えが全国に広まりました。

次第に8月盆を行う地域が増えてきて、いつの間にか8月盆が主流になった模様です。

迎え盆・盆中日・送り盆とは?

お盆には、様々な名称があります。

代表的なものをいくつか紹介しますね。

 

【迎え盆】

・13日の朝~昼間、もしくは12日の夕方

あの世から帰ってくるご先祖様をお迎えする日。

玄関や軒先で迎え火を焚いてご先祖様をお迎えします。

迎え火は、ご先祖様が迷わず帰ってくるための”目印”の意味があります。

 

【盆中日】

・14~15日

ご先祖様が家に留まっている期間であり、この時期に親族や親戚がお参りに来たりします。

盆踊りや盆祭りなどは、盆中日に行われることが多いです。

ご先祖様もお祭りや盆踊りを楽しんでいるのでしょうね。

 

【送り盆】

・16日昼~夕方

ご先祖様があの世に帰られる日。

迎え火を焚いた場所と同じ場所に火を焚いて、ご先祖様が無事あの世に帰れるように願いながらご先祖様を送ってあげます。

送り火は、あの世への道筋を照らすための意味があります。

京都の大文字焼きなどが代表的な送り火の行事として行われています。

あのくらい明るく照らしてあげると、迷わずに帰れますよね。

まとめ

お盆にはいろいろな時代背景があったんですね。

名称もいろいろあったことにびっくりしました。

でも一番は2016年からお盆休みの連休が増えそうなことが一番嬉しい情報ですね。

早めに計画を立てて、お盆休みを楽しく過ごしましょう!