「鬼は外、福は内」節分の夜は賑やかな声が聞こえてくるご家庭も多いのですよね?
その豆まきで使われる豆ってどんなものか、そういえばあまり気にしたことが無い人もいるのではないでしょうか?
節分で使われる豆はどんなものなのか調べてみました。
節分豆の正式名称は?
- 節分豆
- 鬼打ち豆
- 福豆
豆まきに使用される豆には様々な呼び名があるようです。
神社などで行われる節分祭では”福豆”という呼び名で呼ばれることが多いようです。
この”福豆”と呼ばれるには「豆にお祓いを行って炒った豆である」という条件があるのです。
では、なぜ“炒る”ことが重要なのでしょう?
まず、節分について説明をしましょう。
節分という行事は、マメを鬼の目に投げつけ退治をすることによって邪気を払い無病息災を祈願するというものです。
節分というのは漢字どおり季節の分かれ目であり、様々な邪気があふれていると考えられていました。
確かに、今でも季節の変わり目は、気温差などにより体調を崩しがちですよね。
これが邪気のせいだと考えられていたのです。
この邪気を払うため、「鬼の目=魔の目=マメ」と語呂合わせによって豆を投げるという事にもなったと考えられています。
投げつけた豆は様々な厄災を請負い、豆の中に閉じ込めてしまいます。
そのことから、もし節分の際に片付けられなかったマメが後々、芽が出て、厄災も一緒に飛び出てしまっては困る。
と考えられていたという事が“節分の豆は炒って芽が出ないように”する理由です。
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時季外れでも豆は売っているの?
“福豆”や“節分豆”と銘打った商品は、早いとこでお正月明けから売られていますが、もしその時期から外れている場合はどうしたらいいのでしょうか?
「ネットショッピング」という便利なお買い物。
こちらで一年中手に入れることが出来ます。
様々なショッピングサイトや豆菓子専門店のサイトで、家庭用~業務用まで様々な用途に合わせて購入することが出来るので店頭で購入できない場合はこちらを利用してみてはいかがでしょうか?
また、豆まきの豆は“大豆”が使用されることがほとんどでしたが最近は“殻付きピーナツ”を使う事も増えてきました。
大豆よりも大きく、後かたずけに手間取らない事と、殻がついているため食べる時にも衛生的であるという理由からです。
こちらの殻付きピーナッツも“節分用”として販売されていることもあるのでチェックしてみてはいかがでしょうか?
ただし、ピーナッツアレルギーの方は殻に触ってもいけないことがあるので注意が必要です。
もっと、気軽に節分豆を用意したい場合はご家庭で作ることも出来ます。
節分豆の作り方は?
用意するものは“大豆”と“フライパン”だけです。
大豆は特別なものでなく、普段料理に使用する時の大豆で大丈夫です。
① 大豆をきれいに洗いゴミや汚れを落とします。
② 水にひたひたになるように浸け、一晩寝かせます。
③ 翌日、十分に水を切ってフライパンで弱火で炒ります。油などは引きません。
④ フライパンをゆすりながら焼き色がつくまで根気よく。焦げないように気を付けてください。
⑤ 焼き色がついたらざるかバットなどに入れ、冷まします。とても熱いので注意しましょう。
これで完成です。
節分用の“福豆”となりました。豆まきで使っても良いですし、香ばしく炒ってあるのでそのまま食べてもとてもおいしいですよ。
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まとめ
節分豆はただの大豆ではなく、“炒る”ことによって意味を成す重要なポイントであることが分かりました。
このような風習を継いでいくとともに、一つ一つには重要な意味があるということも受け継いでいきたいものですね。