自家製のジャムを作ると甘さを調整できるのでいいですね。
たくさん買ったけど全部食べ切れない…そんな時にはジャムにするのがおすすめです。
季節の果物を使ってその時期にしか食べられないジャムを作るのも楽しいですよ。
ジャムは基本的にペクチンが含まれていると簡単に作れますので、渋戻りせず美味しく作るコツを紹介します。
柿の渋戻りって何?
柿は収穫後そのまま食べることができる甘柿と、渋抜きをしないと食べられない渋柿があります。
お店で売っている柿は渋を抜いてある甘い柿ですが、実は渋柿の渋を抜いた柿もたくさん売られています。
その柿をジャムにすると、「渋戻り」といって渋いジャムになってしまいます。
柿の渋みの原因はタンニンです。
タンニンは水に溶けやすい形で果物の中にあって、口に入れた時に渋みを感じさせます。
ところが、渋抜きを行うとタンニンは水に溶けない形に代わり、渋みを感じさせなくなりますが、タンニンがなくなっているわけではありません。
ジャムにするため加熱するとタンニンの渋みが戻ってしまいます。
これが渋戻りです。
スポンサーリンク柿ジャムに向く柿の種類は?
柿の種類は
- 次郎柿
- 富有柿
- 松本早生富有柿
- 花御所柿
- 伊豆柿
- 太秋柿
- 早秋柿
- 筆柿
- 平核無柿
- 甲州百旦柿
- 愛宕柿
- 市田柿
- 西条柿
など色々ありますが、一般的によく出回っているのは、富裕柿です。
生産量は市場の半数以上を占めます。
果肉は柔らかく、果汁も多くて甘味が強いのが特徴です。
ジャムにしても甘くておいしいジャムになります。
渋戻りしない柿ジャムの作り方は?
材料
- 柿 800g(皮をむいて、種を除く)
- 砂糖 200g(柿の25%)
- レモン 1個
- プロテインパウダー 8g(柿の1%)
作り方
- 柿は2cmくらいの大きさにぶつ切りにします。柔らかく熟した柿の場合はスプーンでつぶします。
- 鍋に柿を入れて、砂糖を半量加えて弱火にかけます。
- 焦がさないよう注意しながら、10分くらい煮ます。
- 残りの砂糖を加えてさらに、5~10分煮詰めます。
- 10~15分放置し糖分を浸透させます。
- 再び加熱し、沸騰し始めたらレモン果汁を加えます。
- とろみが出たら火を止め、表面に浮いている泡を取り除きます。
- プロテインパウダーを加え、よく混ぜます。
- 煮沸消毒して十分乾燥させた瓶にジャムを詰めます。
まとめ
柿は置いておくとすぐにジュクジュクに熟します。
食べきれないときはジャムにするのがおすすめです。
タンニンはたんぱく質を加えると渋みが解消できるので、ヨーグルトに柿ジャムを加えて食べるのもいいかもしれません。
鍋で加熱するほかに電子レンジで加熱して簡単に作ることもできます。簡単にできるので是非お試しを!