鯖に対してのアレルギーをお持ちの方は割と多くいらっしゃいますよね。

なぜ鯖にだけ比較的アレルギーが多いのでしょうか?

鯖アレルギーとはどんなものなのか症状と対処法についてまとめてみました。

鯖ってどんな魚なの?

スズキ目サバ科に属する魚です。

日本近海でもよく水揚げされる馴染みのある魚です。

独特な川の模様があるので、比較的お店で切り身にされていても鯖であることが分かりやすいでしょう。

鯖は栄養も豊富であり、割と安価で手に入れることのできる魚なので積極的に食べたいものです。

特に秋から冬にかけては脂がのるので身もふんわりとしておいしく頂けます。

脂がたっぷりですが、この脂はDHA、EPAという体にとてもいい脂なのです。

健康の悩みの種となる中性脂肪やコレステロール値を下げる効果があるのです。

また、よく「青魚を食べると頭が良くなるよ」と言われるのは、このDHAやEPAが脳の細胞を活性化させる作用があるからです。

近年は認知症の予防にも効果があるのではないかと言われています。

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鯖のアレルギーの症状は?

鯖は栄養豊富でみなさんに食べてもらいたい食品であるのですが、残念ながらアレルギーを起こしやすい食品でもあるのです。

原因や症状はそれぞれ個人によって変わりますが、主なものを紹介します。

 

鯖アレルギーの原因

① 鯖そのものにアレルギーを起こす

なぜか鯖を自分の身体にとって異物・有害なものと体が過剰に反応することによっておきます。

 

② ヒスタミンによるもの

これは鯖に限らず肉や魚は時間が経つにつれ、ヒスタミンという物質が増えてきます。

これは微生物によって生成されたものですがこれを大量に摂取した場合にアレルギー反応が起きます。

加熱をしてもこのヒスタミンは消えるわけでもありません。

また、冷凍をしていても解凍に時間がかかってしまったりするとそこからまた増え続けるので注意が必要です。

鯖を購入後は素早く処理し、ヒスタミンが増えない環境を作ることが大切です。

このヒスタミンのアレルギーの場合だと、次に鯖を食べたからと言って必ずまた起きるとは言えません。

ヒスタミンが少なければ起きない可能性もあります。

鯖は非常に傷みの早い魚です。

それがヒスタミンを増やす原因にもなるのです。

 

③ アニサキスという寄生虫によるもの

鯖の体内に入り込むアニサキスという微生物がいます。

特に鯖の刺身等で食した場合、このアニサキスも生きたままで人間の体内に入りこむのですが、このアニサキスは胃や腸を食い破ってしまうのです。

それにより体調が悪くなるのでこちらはアレルギーというより食中毒に近いでしょう。

しかし、火を通してアニサキスが生きていないとしても長年蓄積された物質がある時を境にアレルギーとして発症することもあります。

 

主なアレルギーの症状

  • 蕁麻疹
  • かぶれ、かゆみ
  • くしゃみ、鼻水
  • 胃痛、嘔吐、下痢などです。

症状が重いものでは呼吸困難など命にかかわるものもあります。

鯖のアレルギーの対処法は?

鯖そのものにアレルギーがある場合は鯖を食べないことがアレルギーを起こさない一番の対処法です。

しかし、アレルギーというものは今まで食べていたものでも急に体調不良を発症させてしまう。

ということも起きます。

長年蓄積されたアレルギー物質がいきなり爆発して症状が現れるというイメージと言えばわかりやすいでしょうか。

まず、アレルギー反応のような症状が出たらすぐに病院を受診しましょう

蕁麻疹や皮膚の異常だと皮膚科に、消化器系ならば内科や消化器内科を受診しましょう。

蕁麻疹や皮膚のかゆみに対しての応急処置は、濡らしたガーゼなどで患部を少し冷やすとかゆみは若干引きます。

しかし、飲み薬や点滴などで体の過剰反応を抑える処置は必要ですから受診は早めにしましょう。

また、呼吸困難や意識が朦朧とするアレルギーの場合は一刻も早い処置が必要ですので迷わず救急車を呼んでくださいね。

アレルギーというものは、食中毒よりも症状が現れるまでの時間が短いです。

食べたすぐから食後数時間内に起きてきます。

何か思い当たる食材があるのならば病院で血液検査等をし、何に対してのアレルギーかを特定させることもできます。

まとめ

おいしい食材でもアレルギーが起きるともう食べたくないと思うことありますよね。

しかし、ヒスタミンという物質のアレルギーについては自分自身で防ぐことも可能なことのようです。

鯖は買って来たら長時間そのままにしておかず新鮮なうちに食べるという事が大事な事のようです。