秋分の日は昔から祝日ですが、近年はシルバーウィークの中の一日ということでやや印象に欠けてきています。
改めて秋分の日を見直してみよう、ということで秋分の日についていろいろ調べてみました
意外と知らなかった秋分の日の情報満載で、きっと楽しんでいただけますよ。
- 秋分の日とは?
- 2016年の秋分の日はいつ?
- 秋分の日はなぜ祝日なの?
秋分の日とは?
そもそも秋分の日とはどんな日なのでしょうか。
秋分の日は、祝日法という国民の祝日に関する法律によって制定された祝日です。
制定されたのは1948年。
意味は、祖先を敬い亡くなった方を偲ぶ日、といわれています。
また、秋分の日を中日とした計7日間は
”秋彼岸”と呼ばれていて、墓参りなどの先祖供養を行う期間としても知られています。
さらに、秋というと田んぼが黄金色になり収穫の時期ですよね。
秋分の日は、9月の収穫の時期に設定されていることからも、収穫への感謝や五穀豊穣のお祈りなども行われているようです。
上記とは別に、天文学的にも秋分の日は重要な日であります。
それは昼と夜の時間が同じ、ということです。
秋分の日だけでなく、春分の日も昼と夜の時間が同じなんですよ。
スポンサーリンク2016年の秋分の日はいつ?
様々な意味も持っている秋分の日、2016年はいつなんでしょうか。
調べてみると、2016年の秋分の日は
9月22日(木)
日にちはカレンダーを見れば一目瞭然なんですが、調べたら驚愕の事実が発覚しました。
それは、
秋分の日は毎年違う
ということです。
ちなみに東京五輪のある2020年までの秋分の日は、
- 2017(平成29)年:9月23日(土)
- 2018(平成30)年:9月23日(日)
- 2019(平成31)年:9月23日(月)
- 2020(平成32)年:9月22日(火)
となっています。
たしかに毎年違いますね。
同じ月日が続く年があっても、毎年同じではありません。
【秋分の日が毎年違う原因は?】
簡潔に一言で言ってしまうと原因は、
うるう年
です。
1日はきっちり24時間ではなく、ちょっとずつズレがあるのは有名ですよね。
そのズレが積もり積もって、うるう年の+1日になっている訳です。
秋分の日はなぜ祝日なの?
秋分の日は昼と夜の時間が同じであり、
一年の中でも重要な一日ですから祝日でもおかしくありません。
でも夏至や冬至は祝日ではないんですよね。
調べたところなかなか複雑な経緯がありました。
そもそも祝日は、戦前の休日を踏襲したものがとても多いんです。
戦前の特別な休日は2種類ありました。
- 祭日・・・皇室で神事などの行事を行う休日
- 祝日・・・皇室での行事を国民が共にお祝いする休日
秋分の日も戦前の休日を踏襲したものの一つで、
戦前の祭日・秋季皇霊祭が秋分の日の前身の休日とされています。
皇霊祭とは・・・歴代天皇の命日をまとめて特定の日に祀る神事。
秋季と春季、年二回行われていました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
昔から祝日として過ごしてきた”秋分の日”ですが、こんなにいろいろな経緯があったんですね。
秋分の日の経緯のことを、少しでも頭の片隅に置いて過ごしていただけたら幸いです。