栄養豊富で料理の彩りには欠かせない人参ですがその栄養はどのようなものかご存知でしょうか?
いつも食べているけどよくわからないという方は多いのでは?
また、そんな人参の栄養は調理して加熱するのと生で食べる場合とでは違うのでしょうか?
以外に知らない人参のパワーを毎日欠かさず取り入れるようにして健康増進に努めてみてはいかがでしょう?
人参ってどんな野菜なの?
人参はご存知の通りスーパー等で売られていないという日はないくらい馴染みのある野菜ですよね。
しかし、この人参も元々は外国からやってきた野菜なのです。
大きく分けると西洋系と東洋系に分けられ、現在よく日本で食べられているものは西洋系の人参です。
この西洋系の人参はどんどん品種改良をされ、ずいぶんと独特のにおいが軽減され、甘みも強くなっているので食べやすくなっています。
人参嫌いの子供も昔に比べると減っているのはこういう性質に変わってきたからなのですね。
主に1年中販売されていますが、4~7月、11~12月と2回ほど旬を迎えます。
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人参の栄養と効能は?
人参は栄養がある野菜だという事は知られていますがどのような栄養が豊富なのでしょう。
まずは“βカロテン”という栄養素が豊富です。
英語で人参は“carrot”と言いますが〝カロテン″の発音が元になった言葉とされるくらいβカロテンがぎゅっと詰まっているのですね。
このβカロテンは体内に入るとビタミンAに変えられます。
効能として、
風邪予防
粘膜や皮膚を強くして免疫力をあげ、細菌やウイルスの侵入を防ぐ力をアップさせます。
アンチエイジング
活性酸素を増やすため、美しい肌や髪を作ります。
がん予防
体内の酸化を防ぐ役割があるため。
目の健康
視力の維持や疲れ目に対して効果を発揮します。
冷え性
血液を作り増やし、血流を良くし体を温めます。
また、葉の部分には
- 鉄分
- タンパク質
- カルシウム
も豊富に含まれるため、ぜひ葉がついている人参を見かけたときには手に入れてくださいね。
葉の部分は炒ってふりかけにしたり、お浸しにすると食べやすくなります。
そして、胃腸にもとても優しいので茹でてすりおろすと、胃腸風邪の時やお子さんの離乳食にも活躍します。
人参は1日50gほど食べるだけで成人1人が一日に必要とするビタミンA量を取り入れることが出来るのでぜひ毎日食べてみてくださいね。
人参は生と加熱どっちがいいの?
いつも人参は加熱して調理して食べることが多いと思いますが、栄養を取るという意味では生で食べるのと加熱して食べるのとではどちらがいいのでしょうか?
炒める
βカロテンをうまく取り入れたいのならば、“炒める”という方法が一番です。
油との相性がいいため体への吸収率がアップします。
炒めるだけでβカロテンは約50%も増えるという事が分かっています。
茹でる
“茹でる”という調理法はどうなのでしょうか?
人参もほとんどの野菜と同じように切ってから茹でると栄養素がゆで汁に流れ出てしまいます。
そんな時は1本丸ごと茹でてから切った方が栄養を閉じ込めたまま食べることが出来そうです。
生
一番栄養をそのまま取り入れられそうな“生”での食べ方はどうでしょう?
野菜スティックにするとおしゃれでとてもおいしいですよね。
しかし、実は人参にはビタミンCを壊してしまう酵素も含まれていて、生で食べることによってせっかくの美肌効果を信じて生で食してもこの酵素が台無しになってしまうのです。
加熱すると酵素の働きはなくなってしまいますがどうしても生食したい場合はレモンやお酢等をかけると、酵素の働きを抑えるのでこんな一工夫をして食べてくださいね。
効率よく栄養を取り入れたい場合は加熱をして食べる方が良いようです。
まとめ
手に入れやすい野菜で日々の健康につながるのならこんなにお得な野菜はないですよね。
調理もしやすくいろいろな食べ方ができそうです。
さっそく今夜の夕食に取り入れてみてはいかがでしょうか?