11月3日は文化の日ですが、なぜ文化の日なのか。

この日は具体的に何があるのか、ご存知でしょうか。

連休にならないかなぁ、くらいにしか思ってないでしょうか。

文化の日について調べてみました。

文化の日ってどんな日なの?

文化の日は、1948年(昭和23年)に国民の祝日に関する法律に「自由と平和を愛し、文化をすすめる」として、国民の祝日に定められました。

この日は文化の発展に功労のあった人たちに文化勲章が授与されます。

また、文化功労者や各種褒賞の受賞者の伝達式などが行われます。

ところで11月3日文化の日は晴れが多い日です。

特異日といわれ、その前後の日と比べて偶然とは思えない高確率で特定の天候が表れます。

その一つが11月3日の文化の日です。

この日は晴れの得意日として晴れることが多い日です。

他に晴れの特異日には1月16日、3月14日、6月1日があります。

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文化の日の意味や由来は?

文化の日は1946年(昭和21年)に平和主義、国民主権、基本的人権を宣言した日本国憲法が公布された日で、日本国憲法が平和と文化を重視したものであったため、この日を文化の日として国民の休日に制定しました。

ちなみに日本国憲法が施行された5月3日を記念し制定されたのが「憲法記念日」です。

文化を称える行事として、皇居で文化勲章の授与式が行われます。

「国家又は公共に対し功労のある方、社会の各分野における優れた行いのある方などを表彰するもの」として、勲章と褒章があります。

文化は永遠であるべきとの意向で作られた常緑樹の橘を模した勲章と褒賞として終身年金が贈られます。

文化の日はなぜ11月3日なの?

直接的な文化の日の由来は先の通りですが、もともとは嘉永5年9月22日(西暦1852年11月3日)が明治天皇の誕生日であり、旧暦を使用していた明治1年~明治5年は9月22日に、新暦を使用した明治6年~明治44年は11月3日が天皇誕生日(当時は天長節といった)でした。

大正時代になって、天皇陛下の誕生日である天長節の日付も変わりましたが、11月3日は昭和2年から「明治節」という祝日になりました。

記憶に新しいところでは、昭和天皇の誕生日の4月29日が「みどりの日」として祝日に、現在では「昭和の日」として祝日になっているのと同様でしょうか。

ちなみに昭和21年11月3日に憲法を交付する際に、当時の首相の石田茂は敢えて明治節の日を選んで憲法を公布したといわれています。

まとめ

11月3日が文化の日ということでこの日を中心に文化庁主催による芸術祭が開催されます。

博物館の中には入館料を無料にしたり、様々な催し物を開催するところもあるので、博物館や劇場に足を運んで人生を豊かに過ごすのも一つかもしれません。