日本には古来から四季折々を楽しむ為、季節の変わり目を示す二十四節気というものがあります。

その中の霜降(そうこう)について調べてみました。

2016年の霜降(そうこう)はいつ?

霜降は、二十四節気の18番目に当たる節気で寒露から数えて15日目ごろです。

2016年の霜降は、10月23日です。

霜降から次の二十四節気の「立冬」の前日までの期間も霜降と言います。

晩秋もいよいよ深まり、南北に長い日本列島では北の地方での気配が漂い、それが少ずつ南へと移り、ゆく秋を感じる季節です。

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霜降(そうこう)はどんな日なの?

霜降を迎える頃は、秋が日に日に深まり、日が短くなったことを実感できます。

大体この頃になると、初霜の知らせが聞かれます。

霜が降り始めるこの頃に、パラパラと通り雨のように雨が降り、雨が降ったかと思えばすぐに青空が顔を出す時雨が降るようになります。

この頃になると、紅葉が里へと下りてきます。

本格的な冬支度を始める頃です。

初時雨は人々や動物たちが冬支度を始める合図だといわれています。

霜降から立冬までにふく北風を「木枯らし」と言います。

もみじや蔦が色づき、山装う頃であって、深まった秋が少しずつ冬の気配へと移り行く頃です。

晩秋から秋へと移り行くこの時期は、コートや暖房器具の準備など冬支度を始めるとともに、読書や編み物をしたりして、秋の夜長を楽しむのにもいい季節です。

霜降(そうこう)の意味や由来は?

霜降とは、朝晩の冷え込みがさらに増し、山里では朝に霜が降り始める頃のことで、字のごとく霜が降るころという意味です。

それまでより寒さが加わって、露が凍って霜に変わるようになります。

昔は朝に外を見たときに、庭や道が霜で真っ白になっていたことから雨や雪のように空から降ってくると思われていました。そのために霜は降るといいます。

まとめ

子供の頃わざわざ霜が降っているところを選んでザクザクと音を立てて楽しんだことはないでしょうか。

大人になってから霜を踏んで楽しむことはなくなりましたが、朝、霜が降りているのを見ると、寒くなってきたなと季節を感じます。

知らず知らずの間に、季節の移り変わりを感じているのですね。

四季のある日本、細やかな季節の移り変わりが繊細な心を育てているのですね。