世界中で最も愛されている果物ってなんでしょうか。

りんご?

バナナ?

いえいえ、間違いなくぶどうです。

そのみずみずしい果実の美味しさ、栄養、見た目の美しさ、どこをとってもぶどうの右に出る果物はありません。

そんなぶどうの栄養と効能はどうなんでしょうか?

食べ過ぎには注意する必要があるというけれど、本当のところはどうなんでしょうか?

みていきましょう。

ぶどうってどんな果物なの?

ぶどうは世界中で最も多く栽培されている果物と言われています。

品種により異なりますが、6月から10月にかけて実をつけます。

日本では秋の味覚となっていますね。

ぶどうにはいくつかの種類があります。

 

・黒いぶどう

代表的なのは巨峰、ピオーネなど

 

・赤いぶどう

代表的なのはデラウェア、ゴルビーなど

 

・青いぶどう

代表的なのはマスカット、黄玉など
日本だけでも50〜60種類も栽培されています。

 

しかしぶどうの品種、なんと世界には10000以上もあると言われているんです。

どれだけ愛されている果物なのかがわかりますね。

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ぶどうの栄養と効能は?

ぶどうはとても栄養豊かな果物です。

  • ブドウ糖
  • 果糖
  • 酒石酸
  • クエン酸
  • 食物繊維
  • ビタミン
  • カリウム
  • カルシウム
  • マグネシウム
  • ポリフェノール

あげたらキリがありません。
そしてその効能としては、

  • 心疾患や、脳疾患の予防や改善
  • 高血圧や、動脈硬化の予防や改善
  • 疲労回復、眼精疲労回復
  • アンチエイジング
  • 整腸作用
  • むくみの予防や改善

などなど、やはりあげていくとキリがないほどです。

この中でもやはり一番の注目はポリフェノールでしょう。

抗酸化物質であり、血をさらさらにもします。

その効力はいろんな実験で証明されています。

例えばポリフェノールに含まれるレスベラトロールの液にりんごを浸すと、保存できる期間が2週間から3ヶ月に延びたという記録もあります。

みずみずしい肌を保ち続けたい女性にとっては、喉から手が出るほど欲しい効能ですね!

ぶどうの食べ過ぎには注意!

ぶどうは食べ過ぎると腹痛、下痢を起こすと言われます。

上に書いたように体にとってもいい果物なのにどうしてなのでしょうか?

 

■体を冷やすから?

体を冷やすので、お腹も冷え、下痢をしてしまうという人もいます。

これは誤解です。

確かに多くの果物は体を冷やします。

バナナ、みかん、スイカなどがそうですね。

しかしぶどうやりんごは逆に体を暖める果物なんですよ。

食べ過ぎで体が冷えておなかを壊すということはありません。

 

■消化に悪いから?

上でぶどうには整腸作用があると書きました。

消化に悪いわけがありません。

特に空腹時にぶどうを食べるとあっという間に消化され、栄養が吸収されます。

しかし、ある状況では消化が悪くなってしまうんです。

 

・食後

食後にぶどうを食べると、消化されるのに時間がかかり、腸に残り気味になります。

そうなると腸の中で悪い要素を出してしまうんです。

それで腹痛や下痢の原因になってしまうようです。

ぶどうは食後より、食前や食間に食べることをオススメします。

 

・丸呑み

ツルっとした食感のぶどう。

ついつい噛まずに飲み込んでしまっていませんか?特に小ぶりのデラウェアなどは丸呑みしがちです。

大量に丸呑みしてしまうと、やはり消化に悪くなってしまうので要注意です。

 

・皮ごと食べる

巨峰などの皮は硬く、消化には良くありません。

むくのが面倒で皮ごと大量に食べると激しい腹痛、下痢を起こすことがあります。

しかしポリフェノールなどの栄養は皮に大量にあるので食べたいところ。

そんな時はミキサーなどでジュースにするなどして食べるようにしましょう。
どこからが食べ過ぎなのかは、人の消化に能力によって違うでしょうけれど上の注意点さえ気をつけていれば、ひと房くらいは問題ないでしょう。

まとめ

こうしたぶどうの良いところを知ってかしらずか、ぶどうが食べられるようになった歴史も随分と古いんですよ。

なんと紀元前4000年。つまり人間の文明の誕生の時にはすでにあったとされます。

古代エジプトの壁画にも描かれていますし、世界で一番古いとされる聖書にもひんぱんに登場しますし、ギリシャ神話にも登場します。

人間の歴史にぶどうありです。

今日、ぶどうを手にした時、何千年前かにも食べられていた情景を思い浮かべてみるのもオツなものですね。