日本の伝統的な漁法の「鵜飼」(うかい)は全国で行われる夏の風物詩で観光ショーとしても大変人気です。
その中でも1300年の歴史を誇る岐阜県岐阜市の長良川鵜飼は、世界無形文化遺産への登録の取り組みが盛んに行われています。
長良川鵜飼は、宮内庁直轄の皇室御用の鵜飼であり毎年皇居へ献上されるほか、明治神宮や伊勢神宮にも奉納されます。
歴史ある長良川鵜飼のシーズンや時間帯などを調べましたので、ご紹介いたします!
長良川鵜飼のシーズンは?
毎年長良川鵜飼の開催期間は決まっており、5月11日~10月15日までの鵜飼期間中毎夜行われています。
注意していただきたいのは、「中秋の名月の日」と「増水」などで中止になる日もあります。(雨天でも増水しなければ決行。)
中秋の名月の日は、満月が明るすぎて鮎がかがり火に集まらないのが理由だそう。
鵜飼は観覧船に乗らなくても見られるの?
鵜飼と言えば観覧船から見た方が近くて良く見えるのでお勧めですが、観覧船に乗らなくても見られます。
ただし、観覧船から見るほど近くはないので鵜匠と鵜の様子を近くで見たい方は断然観覧船をお勧めします。
観覧船希望の場合は予約が必要となりますので、観覧船予約先までお電話又はインターネットでも申し込みが出来ます。
〈岐阜市鵜飼観覧船事務所〉
TEL:058-262-0104
URL:https://www.ukai-gifucity.jp/ukai/
観覧船では飲食ができ仕出し弁当や持ち込みも自由ですが、お食事付きの観覧船はございませんのでご注意ください。
長良川鵜飼が見られる時間帯は?
鵜飼開始時刻は19:30~20:20頃になり、約1時間弱の鵜飼ショーになります。
乗合船の出発時刻はAコース18時15分、Bコース18時45分又は19時15分が選べます。
御料鵜飼・納涼鵜飼とは?
◆御料鵜飼とは
明治23年に長良川鵜飼の伝統を継承しさらに自然保護を目的とした禁漁区の「御料場」(ごりょうば)が設置されました。
同時に鵜匠が宮内庁の職員と任命され、「御料鵜飼」として年に8回御料鵜飼が行われる事となりました。
現在の御料鵜飼は、「岐阜市古津池区」の鵜匠6人が御料鵜飼として活躍しております。
◆納涼鵜飼とは
納涼鵜飼日とは、夏の土曜日に2度の鵜飼を開催することを言います。
2016年(平成28年)の納涼鵜飼日は、
7月16日(土)、23日(土)
8月13日(土)、20日(土)、27日(土)
9月 3日(土)、10日(土)、17日(土)
の予定になります。
まとめ
毎年人気の長良川鵜飼は約10万人の観光客で賑わう観光ショーになります。
世界文化遺産になると観光客が押し寄せるため、今がチャンスです!
是非、伝統の技を見にいらしてください!