小学生の頃の夏の思い出として「プール」や「花火」などがありますが、そんな中「朝顔」をあげる方も少なくないのではないでしょうか。

紫や桃色などの鮮やかな花を咲かせるので、なんだか早起きが楽しみになってしまいますよね。

比較的育てやすいイメージのある朝顔ですが、いざやってみると育てるために必要なものがわからなかったり、中々芽が出ないなんてことはありませんか?

そんな方の為に朝顔の育て方についてご紹介します。

朝顔を育てるのに必要なものは?

朝顔は芽が出た後、どんどんと高くつるを伸ばしていく植物です。

そのため、つるを絡ませるための支柱やネットが必要になります。

 

巻きつくものがないとうまく成長できない可能性もあるのでちゃんと準備してくださいね。

種をまくのは鉢でもプランターでもかまいませんが、「緑のカーテン」として遮光を期待するのであれば幅の広いプランターを用意した方がいいでしょう。

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朝顔の種まきの時期は?

朝顔の種は暖かくないと発芽しません。

目安となる温度は日中が20度~25度と高めです。

 

気温が低いと発芽しませんので、いくら楽しみでも早い時期にまかないようにしましょう。

時期としては5月の大型連休明けごろが望ましいのではないでしょうか。

地域によって寒暖の差がありますのでお住まいの地域の気温を見ながら種をまきましょう。

特に北海道などの寒い地域の場合は5月下旬や6月に入ってからなど気温を見ながらにしたほうがいいでしょう。

朝顔の育て方は?

朝顔は子どもの夏休みの宿題になるぐらい他の植物に比べて育てやすい植物です。

朝顔を育てるにあたってポイントごとにご紹介します。

種まき

まず暖かい時期に種をまきますがこの時に「発芽処理」と呼ばれる種の皮に少し傷をつけておくとちゃんと芽が出る可能性がぐんと上がります。

やすりで少し削ったりすると効果的です。中には発芽処理済みのものも販売されています。

芽が出てつるが伸びてきたら

双葉の芽が出て成長してくるとつるが伸びてきます。

支柱やネットを用意しておけば勝手に巻きついていきますが、稀に違う方向につるを伸ばす場合があります。

そんな時はつるの先を支柱などにまきつかせてあげるとちゃんと巻きついてくれるようになります。

摘芯(摘心)をする

双葉の芽が出た後に出てくる多きめの葉のことを「本葉」といいますが、この本葉が8枚程度になった時に「摘芯」をするとより横にも大きく多くの花を咲かせることができます。

朝顔の摘芯とは本葉の5~6枚目ぐらいのところで親づると呼ばれる先の部分を切ってしまいます。

枯れているわけでもないつる先を切るのは何とも心苦しいですが、思い切ってやることによって脇芽が増え、結果的にたくさんの花をつけることになります。

この脇芽も多すぎると良くないので2~3個程度を残してあとは摘んでしまいましょう。

朝顔の肥料と水やりについて

朝顔はしっかり水やりが必要な植物です。

特に発芽時期にはしっかりと水やりをしたげないと芽が出ません。

1日のうち朝と夕方の2回水やりを行い土を湿らせておくようにしましょう。

太陽が高いうちにある日中に水をやると水の温度が上がり根を腐らせたりする原因になりますので、涼しい時間帯に水やりをすませておくことが大切です。

 

朝顔は一つの株でたくさんの花を咲かせますので肥料を与えた方がいいでしょう。

液体肥料などが手軽で便利かと思います。

月に2、3回ほど与えるとたくさん花をつけてくれることでしょう。

 

花を楽しみたい場合はリン酸を多く含むものを、緑のカーテンとして葉を多くしたい場合は窒素を多く含むものがおススメです。

まとめ

朝顔は病気にもかかりづらく虫も寄ってきづらいので、気軽に楽しむことができます。

初めてのガーデニングやお子さんと一緒に楽しむのに適しています。

花が咲く頃には何個花が咲いたかな、と数を数えるのも楽しいですよね。

花が枯れた後にはたくさんの種がつきますので毎年繰り返し楽しめるのも魅力です。

ぜひ朝顔を育ててみて、暑い夏を楽しく乗り切りましょう。