主に仏花として見られがちな菊ですが、明るい色とりどりの可憐な菊もあり様々な種類があるのはご存知でしたか?
きちんと手をかけてあげれば自宅でもきれいな菊を育てることは可能なのです。
きれいな菊を咲かせてご自宅を彩り、フラワーアレンジなどにいかがでしょうか?
菊ってどんな花なの?
キク科キク属の植物で観賞用~食用まで様々です。
日本で古くから栽培されてきた和菊や19世紀以降に海外から日本に持ち込まれた品種の洋菊まで合わせると20000種類以上といった多くの品種があります。
昔日本では観賞用とは別に薬草とも使用されていました。
また高貴な花とされ皇室の紋にも菊花は使用されています。
和菓子などでも菊をモチーフにしたものも多く馴染みが深い花ではないでしょうか。
花弁が大きな大菊などは日本内外問わず品評会が行われ、愛好家も多いようです。
一般的な仏花としては中菊が使われています。
スポンサーリンク菊の栽培方法は?
品評会に出展する愛好家ではない限り菊はお店で買うものと思い、栽培できるものだとは私自身思いませんでした。
しかし、細かく手間をかけて丁寧に栽培をすれば自宅でも花を咲かせることが出来るようです。
まず、鉢やプランターを用意します。(もちろん地植えでも可)。
そして腐葉土または菊用の土、苗を準備します。
苗を植え付ける場所は日当たりが良いところがポイントの様です。
一日平均3時間から半日はしっかり太陽が当たる場所に植え付ける必要があります。
そして、水はけのよい場所。
菊は水をたっぷりと必要ですが水はけも良くないと根が腐ってきますので注意しましょう。
夏場であれば朝晩2回、冬であれば週一程度であれば良いようですが、必ず乾燥しない事が大切です。
そして、重要なことがもう一つ!剪定や差し芽、摘心(多く花を咲かせるため新芽を摘み取る)などを細々とすることがきれいな花を咲かせるポイントです。
これが菊という花が手をかければかけるほど見事に咲くと言われるゆえんなのですね。
害虫は比較的つきにくいのであまり気にする必要はありませんがアブラムシはつきやすいようです。
菊の差し芽って何?
差し芽というのは15㎝以上聞くに高さが出てきたら行います。
芽があるところを7.8㎝程度の長さで切って、ポットなどに植えておくとまた根が張り、成長をするのです。
菊の数を増やしたい時に行う方法ですが、これによって元の菊も栄養が行き渡りやすくなってきれいな花が咲きやすくなるのです。
菊をプランターで植えるコツは?
お手軽に、初心者として菊を育てたい方にはプランター栽培がとっつきやすく始められるかもしれません。
日当たりと水はけに気を付けて置けば可能です。
菊は日当たりが非常に重要ですからマンションなど、日当たりに不安があるときはプランター自体を日の当たる方へ移動させてあげることが上手に咲かせるコツだと言えるでしょう。
そして、水はたっぷりと土が乾燥しないように気をつけましょう。
不揃いに伸びた枝や余計な茎はその都度切り落とすことで葉も花もきれいに咲くコツと言えるでしょう。
また、菊は背丈も伸びて倒れやすくなるので、ある程度の長さが出たらきちんと支柱で支えてあげましょうね。
小菊やスプレー菊といった小ぶりなものの方が育てやすいでしょう。
まとめ
手間をかけ、愛情をかけるからこそ立派な花を咲かせる菊。
まるで自分の子供のようにかわいく思えてくるのでしょうね。
たくさんの愛好家がいることも納得できました。
ワンシーズン咲いて終わるだけでなく、差し芽をしてどんどん数を増やせることも魅力なようです。
興味がわいてきた方はぜひ園芸店に足を運んで、愛情いっぱい菊を育ててみてくださいね。