台風が近づくと災害や被害が起きるのは知られていますが、なかには台風が原因で頭痛やめまいなどを起こされる方がおられます。
一見台風と関係がないように感じる体調の変化ですが、実は大きく関係しているんです。
そこで今回、台風が近づくと起こる頭痛やめまいの原因や、その対処法までを詳しくご紹介していきます。
台風で頭痛やめまいが起こる原因は?
早速どうして台風が近づくと頭痛やめまいが起こるかを見ていきましょう!
めまいの原因
まずはめまいの原因から!
極端な気圧の変化により起こる
台風は大きな低気圧の為、気圧がグンっと下がります。
その気圧の変化に適応する為、私たちの耳には三半器官あるのですが、その器官が敏感に働いてしまう事で、めまいが起こってしまうのです。
飛行機やエレベーター、新幹線のトンネルなどで、耳がツーンとされた方もおられると思いますが、これ等も気圧が原因で起こっています。
自律神経の乱れから起こる
台風の場合、新幹線などと違って長時間気圧が極端に下がっている為、症状が長引き、自律神経にも影響を及ぼしてしまう事があります。
自律神経は体の機能をコントロールする神経ですが、交感神経と副交感神経から成り立っており、交感神経は気圧が高い時に優位に立ち、副交感神経は気圧が低いと優位に立ちます。
台風により気圧の低い状態が続くと、交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、これによりめまいを起こす事があります。
頭痛の原因
次に頭痛の原因についてです!
酸素濃度が下がる事で起こる
気圧が下がると空気の酸素濃度が下がり薄くなってしまいます。
これにより頭痛や眠気を引き起こしてしまうのです。
眠くなるとあくびが出る方が多いと思いますが、これはあくびをする事で自然と体が酸素を取り入れようとしているからなんですよ。
台風が近づくと起こる頭痛やめまい等の症状は、天気痛と呼ばれています。
また、これ等の症状以外にも古傷が痛む、肩の凝りがひどくなるという方もおられると思いますが、これ等も同じ天気痛となります。
なるほど!
台風と頭痛・めまいには関連性があったのですね!
それではその頭痛とめまいはどうすればよいのでしょうか?
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台風時の頭痛やめまいの対処法は?
台風の時に頭痛やめまいになった時の対処法としては
- なるべく動かず横になる
- 水分と塩分の摂取を中心にし胃を休める
- 急な立ち上がりはせず、ゆっくり動く
- 大きくゆっくりと深呼吸を繰り返す
- テレビやPC、スマートフォンの利用を控える
などが挙げられますが、一度引き起こしてしまうと、元に戻るまで時間がかかってしまいます。
無理はせず横になりながら、ゆっくり動くことを心掛けるようにしましょう。
また静かに休む為にも、部屋を暗くしておくといいですね。
安静にして台風が過ぎるのを待ちましょう。
台風時の頭痛やまめいの予防法は?
なったものはしょうがないのですが、ならないようにする為の予防法を確認しておきましょう!
規則正しい生活を送る
めまいを起こしやすい人は、自律神経が乱れやすい方が多いため、普段から規則正しい生活を送る事で自律神経の乱れを予防する事が出来ます。
腹式呼吸を行う
普段から腹式呼吸をしておく事で、いざという時に役に立ちます。
腹式呼吸には自律神経の乱れを整える効果があり、結果として頭痛の痛みを和らげる事があるそうです。
最初は難しいですが、慣れてくれば自然と出来るようになる為、普段から練習しておくといいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
台風により頭痛やめまいなどが起こってしまい憂鬱になられる方も少なくありません。
体調不良を引き起こさない為にも、日頃から予防対策しておくことで楽に過ごせるようになりますよ。
ご自分の体の為にも、しっかりと体調管理するのを忘れず頑張ってみて下さいね。