妊娠初期から現れる辛い症状の“つわり”一般的には船酔いや二日酔いのような吐き気が続くことがよく知られていますが、人によって症状は様々です。
その中の一つ“よだれづわり”。
あまり知られてはいませんが、実は以外に経験している人も多いのです。
いったいよだれづわりとはどのようなものでしょうか?注意点もしらべてみました。
よだれづわりで脱水になるの?
まず、よだれづわりというものがどんなものかというと、
- 何もしていなくても口の中が唾液いっぱいになる
- 唾液が出続けて止まらない
といった症状です。
梅干しを見たりすると自然と唾液が出てくるようにじわじわとずっと出続けます。
「なんだ、よだれだけじゃない」と思われがちですが、四六時中唾液が出続けるのはかなりつらいものがありますよね。
また、よだれづわりには注意点があり、「脱水」になりやすい事。
唾液が出るという事は体内の水分を排出している事と変わりないので適切に水分を摂取しないと脱水になる可能性があります。
水分を取るとよだれも出やすくなると思い極端に水分を避けることも脱水に繋がりますので気を付けましょう。
また特に吐きづわりと合わせてよだれづわりがある場合はあっという間に脱水する可能性があるので注意が必要です。
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脱水にならないための対策法は?
それではよだれづわりで脱水にならない為の対策法を見ていきましょう!
よだれづわりのみ
よだれが出るだけで他に症状がないのであれば、こまめに水分をとりましょう。
がぶがぶと飲むのではなく2.30分おきに少量を飲むようにするといいでしょう。
よだれづわり+吐きつわりの場合
吐きつわりのつらいところは水分さえも気持ちが悪くなってしまうことです。
もし、食べられる特定の水分の多い食べ物(特にトマト等はつわり中に食べられる人が多いようです)があればこちらで水分補給をしたり、飲みやすい飲料を一口ずつ飲むようにしてみるといいでしょう。
氷をなめるとひんやりとして気持ちよく水分が摂りやすいこともあります。
中には水分さえ吐いたり、気持ち悪くなってしまう。
という方は産婦人科を受診し、点滴などで早めに対処するようにしましょう。
よだれも汗と同じで、電解質も一緒に排出されます。
そのためお水だけ、お茶だけでなく一緒に塩気のある物(電解質)を取るようにすることも大事です。
電解質入りの飲料と言えばスポーツドリンクが想像できますが糖分も多く摂取してしまうので、熱中症予防の際に飲む電解質のバランスの取れた経口補水液を上手に活用しましょう。
よだれづわりに対処法はあるの?
残念なことに他のつわりと同じで、つわりが落ち着くまで症状を改善することは難しいでしょう。
しかし、少しでも快適に過ごす対処法をとるようにして不快感を和らげることも大切です。
唾液は出来るだけ吐き出す
口にためると不快感が増し、吐き気につながることも。
吐き出すことが難しい外出先では、空のマグボトルなどに吐き出すと周囲にはあまり分からず良いかと思います。
また、大きめのタオルで口を拭くようにそっと吐き出すのも自然な動作で周囲が気になりませんよ。
ミント系タブレットをなめる
口の中がさわやかになり、唾液の不快感を軽減できます。吐きづわりのムカムカにも効果を感じることがあります。
これらの方法を試してみてくださいね!
まとめ
赤ちゃんをおなかの中で育てる喜びはあるのにつわりの不快感で気持ちが折れそうになることもあります。
症状も対処法も個人差があるので、なかなか理解されにくいのもつらいところ。
少しでも自分なりに一番和らげる方法を見つかるといいですね。