「秋の味覚」といえばなにを思い浮かべますか。
秋刀魚や松茸、栗などがありますがその一つに「梨」を上げる方も多いのではないでしょうか。
梨はさっぱりとした甘みの果汁がとてもおいしいですよね。
そんな梨はおいしいだけでなく、様々な栄養素も含んでいることをご存知でしょうか。
特にこの暑い時期にはぴったりの効能が多数見受けられます。
含まれる栄養素やその効果からおすすめの食べ方まで梨の魅力をご紹介します。
梨ってどんな果物なの?
梨は大きく3種類に分けられますが、日本で多く出回っているのは「日本なし(和梨)」と呼ばれています。
さらに2つに分類され、見た目が褐色のものが「赤梨」、うすい緑色っぽいものが「青梨」といいます。
品種も多く一般的に良く目にするのは「赤梨」の方が多いでしょう。
梨は水分が90パーセントほどということもあり、みずみずしい食感が魅力です。
近年では、そのまま食べるだけでなくお菓子や料理にも使われ幅広く活用されています。
秋の果物のイメージが強い梨ですが、暑さが本格的になる7月から秋も深まる10月が旬となっています。
国内で生産量が多い種類の物は8月から9月が最盛期と言われています。
比較的アレルギーなども少なく甘くて食べやすいため、小さいお子さんからお年寄りまで人気の果物です。
スポンサーリンク梨の栄養と効能は?
水分が多くシャキシャキとしていて食べやすい梨ですが栄養価も高い果物です。
暑い夏を乗り切る為にも必要な栄養素も多いです。
・厄介な夏風邪にも効果を発揮
こじらせると厄介な夏風邪ですが、梨にはソルビトールというさっぱりと甘い糖アルコールが含まれており、咳止めや解熱効果があると言われています。
体調を崩すとりんごを食べる、という方も多いと思いますが梨も体調不良の時には効果的ですよ。
・飲み会も多く、疲れている現代人の味方!
梨は水分が多いこともあり、のどの渇きを解消し二日酔いにも効果があります。
アスパラギン酸が豊富で疲労回復効果もありますので、疲れた日も寝る前に梨を食べると翌朝すっきりと目覚めることができるはずです。
さっぱりとしていて食べやすいので夏バテで食欲がない時にもおすすめです。
・高血圧やむくみの解消にも
梨に多く含まれるカリウムは、不要なものを体外に排出してくれる働きがあります。
そのため、現代人の悩みに多い高血圧やむくみなどの予防・解消にも効果を発揮します。
特に塩分や糖分の取り過ぎている方、アルコール摂取量やストレスの多い方も積極的に食べていきましょう。
梨は皮ごと食べる方がいいの?
梨は皮をむいて食べる方が多いと思いますが、実は梨の豊富な栄養は皮や皮の近くに多く含まれています。
梨の栄養成分を効率的に摂取するためには皮ごと食べることをオススメします。
しかし、梨は皮ごと食べることのあるりんごと比べ皮を食べるイメージがない、という方も多いのではないでしょうか。
梨の皮を食べない人の意見としては「農薬が気になる」、「食感がざらざらしておいしくない」というものがあると思います。
農薬についてはしっかりスポンジなどを使用して洗い流せば気になりませんし、食感についても皮ごとすりおろす、スムージーにするなど工夫をすれば気になりません。
栄養も余すことなく取り入れたいという方はこの方法を試してみてはいかかがでしょうか。
まとめ
梨はカロリーも低めで満腹感を得られやすい食材のため、ダイエットの味方にもなります。
今まで食べていたケーキなどの高カロリーなおやつを梨に変えてみるといいでしょう。
梨によるダイエット効果と夏バテ防止作用をうまく活用して暑い夏をしっかり乗り切りましょう。