帯状疱疹は辛い!
ということをよく聞きますがいったいどんな病気なのでしょう。
他の人にうつるものなのでしょうか?
意外と原因や症状についてはあいまいで分からない部分も多いのではないでしょうか?
そんな帯状疱疹の症状・原因・予防法をまとめてみました。
誰にでもなる可能性のある帯状疱疹だからこそきちんと知って対応できるようにしておきましょう。
帯状疱疹はうつるの?
帯状疱疹は誰もがなる可能性はありますが、免疫があれば人から人へと感染するものではないということです。
とういのも帯状疱疹というものは自らの体内に残っていた水疱瘡ウイルスが何らかの原因で暴走をして起きるものだからです。
人と接触をしても今までに水疱瘡に罹ったことのある人で体力的に問題のない人であればうつることはありません。
しかし、水疱瘡にまだ罹っていない、または予防接種をしていない子供にはうつる可能性があるので注意しなければいけません。
大人でも水疱瘡に罹ったことのない人もいますから気を付ける必要はあります。
予防接種も早くても1歳を過ぎてからしか受けられませんので、帯状疱疹である可能性がある人は赤ちゃんとの接触は特に注意が必要になります。
スポンサーリンク帯状疱疹の症状は?
初めの症状として
胸や背中、おなか回りにチリチリ、ピリピリとした痛み
を感じる人がほとんどのようです。
帯状疱疹になった7~8割の人にまずこの症状があらわれています。
それからその痛みのあった部分にぶつぶつができ、水膨れとなります。
この辺りは水疱瘡の症状に似ていますね。
このぶつぶつや水ぶくれ、痛みは帯のように体を這うように広がっていきます。
痛みの強さは個人差が大きく、軽度のものから服が触れるだけで激痛を感じたりと様々なようです。
この痛みやぶつぶつは治療により改善しますが、痛みは長い人では数年たっても痛むという人もいます。
50~70代にかけての患者が多い病気ですが、まれに子供にも起きることがあります。
抗ウイルス薬の内服、点滴という治療法が確立されてあり、早めに治療することで症状が軽くすむとの報告もありますので少しでもおかしいな?
と感じたら受診しましょう。
帯状疱疹の原因は?
帯状疱疹の原因は、今まで抑えていたウイルスに対しての戦う力(免疫力)が弱ってしまった時に突然起こります。
水疱瘡ウイルスというのは幼いころに罹って水疱瘡が完治しても、完全にウイルスは体からいなくなったのではなく体の神経細胞の部分に潜んでいます。
それが大人になったときに急に暴走し始めるのです。暴走を起こすきっかけとして、
- 高齢
- 疲れ
- 病気による免疫力低下
このようなことがあげられます。
今までウイルスを抑えていたパワーがこれらによって少なくなってしまい、ウイルスが暴れだしてしまうのです。
この免疫のパワーを下げる原因の一つして、現在の生活環境が影響していることも少なからずあります。
現在は昔に比べ、核家族化・隣近所、地域との関係も薄くなり、子供との接触も減りました。
それにより、水疱瘡になっている子との接触も少なくなりましたよね。
水疱瘡の免疫力というものは、ウイルスと戦うことによってパワーを維持します。
分かりやすく言えば、ウイルスに接触することによって免疫力のパワーを維持していたという事です
水疱瘡に罹る→
免疫が付く→
水疱瘡ウイルスと接触→
その都度体の中で戦う(症状はでない)→
免疫力のパワーアップ→
水疱瘡ウイルスに勝てる強い免疫力を維持
こういったサイクルになっていましたが、今はウイルス自体に接触する機会が減っています。
つまり戦う相手が体内に入ってこなければ当然強いパワーはいらないという事でどんどん免疫力は減ってくるのです。
大体、子供のころに水疱瘡に感染して、その後、ウイルスに接触する機会がなければ20年くらいで免疫力はかなり低下するようです。
そのため、高齢の方に多いと思われていた帯状疱疹も、20代.30代の子育て世代の方がなる可能性も増えているようです。
帯状疱疹の予防法は?
一般的な病気と同じく、まずは基礎体力を維持し、免疫力を低下させない事が大事です。
規則正しい食事、生活スタイルを保つことですね。
また、小児と同じ水疱瘡予防接種を受けることで予防も出来ます。
高齢者になるほど症状は重くなりやすいのであらかじめ受けておくと安心なのかもしれません。
任意での接種となりますので費用はかかりますが、心配な方は病院で相談される事をお勧めします。
まとめ
以上が帯状疱疹を起こす原因や症状についてでしたがいかがだったでしょうか?
まず初めの帯状疱疹の症状は
胸や背中、おなか回りにチリチリ、ピリピリとした痛み
でしたよね。
原因は
今まで抑えていたウイルスに対しての戦う力(免疫力)が弱ってしまうこと
により起こるのでしたね。
そして何より予防法ですが
基礎体力を維持し、免疫力を低下させない事が大事
でした。
人によっては非常に辛い症状が長年続くということもありますので、早めの予防、適切な治療を迅速に行う事を覚えておいてくださいね。