秋の食材の最高峰といえば、なんといっても松茸ですね。
庶民には高嶺の花ですが、以前インターネットで松茸のスライスの冷凍ものというの(比較的おもとめやすい値段でした)を買って松茸ご飯を作ったのですが、家族で興奮して食べました。
そんなことはさておき、ここでは高嶺の花の松茸についてみていきましょう。
松茸の旬の時期はいつ?
松茸の旬は7月頃から11月頃までです。
9月から10月が出荷の最盛期です。料理屋さんなどでは7月から8月頃にサマツと言って早めの松茸が出されたりしますが、ありがた~く頂かないともったいない感じですね。
9月に東北、北陸、長野、10月初旬に京都、中旬に山陰、下旬に四国、九州と北から順に
旬を迎えます。
何といっても秋の味覚の王様です。
松茸が出回る季節になると、決まってテレビで、松茸が百貨店でいくらというのが放送され、高嶺の花を再確認し、ため息が出るのが毎年の習慣です。
市場に出回るものの多くは韓国や中国、北朝鮮産がほとんどです。
この他アメリカ、カナダ、トルコなど様々な外国産があります。
スーパーなどで見かけると欲しいなと思いますが、これ1本で何を作るの?といつも買わずに済ませます。
松茸は時間とともに香りが損なわれていくので、遠くから運ばれてきたものは特有の香りがほとんど感じられなくなります。
しかし、この頃は外国産でも香りが強い場合があります。
輸入物など香りが感じられないものには松茸のエッセンスをつけていることが多いとか…
そういえば、松茸の炊き込みご飯の素なんかで松茸ご飯を作ると、次の日も炊飯器の中から松茸の香りが漂います。
それと同じ?ちょっと香りが強すぎます。やはり自然の香りの方がいいと私は思いますが…
スポンサーリンク松茸の価格の相場は?
松茸の相場は、なんでもそうですが、最盛期を迎える頃が、数量も多く価格も安くなります。
出始めから7日目くらいが一番高値だそうです。
また当然ですが、規格によって値段は変わります。国産の松茸は
② 中つぼ:特上よりやや傘が大きくなったもの
③ 上開き;傘の後ろの薄い膜が切れていないもの
④ 開き:傘が開いたもの
⑤ コロ 小丸:見た目は特上でも40g以下の小さい松茸
価格は
価格は
特上クラスで、1㎏ 8~10万円
中つぼで、1㎏ 6~8万円
上開きで、1㎏ 4~5万円
開き、コロで、1㎏ 3万円前後
国産と輸入のまつたけに違いはあるの?
国産の松茸は需要に対して供給が追いつかず、国内消費のほとんどが輸入で賄われています。
日本以外のほとんどの国で松茸を食べる習慣がありません。
また、中国やカナダなどは広大な土地や生育環境から大量の収穫ができる環境が整っているため、日本産に比べて市場価格が安くなっています。
ところが、外国産の松茸は輸入に時間がかかるため松茸の香りが減少しています。
中国産、韓国産については、見た目が大きく変わるということはありませんが、アメリカ産やカナダ産は軸が太く、全体的に白っぽい色合いで触感も少し柔らかく感じます。
まとめ
国産は輸入品のおよそ25倍という高級食材の松茸ですが、50年ほど前には、家の周りの山で松茸が採れ、松茸のすき焼きをしていたという主人。
昔は赤松がいっぱいあって、お風呂もかまども薪を使っていたので、火をつける時に使う松葉を集めるために、松の根元をよく掃除していたそうです。
現在では松葉を拾って火をつけることもなく、赤松もすっかり姿を消し、もう50年早く嫁いでいたなら、松茸食べ放題だったのですが… 残念!です。