緑黄色野菜の代表であるかぼちゃ。
実や皮は勿論ですが、捨てがちな、わたや種まで食べる事が出来るんです。
栄養価も豊富なので、身体と環境の両方にいい野菜なんです。
今回、そんな「かぼちゃ」の魅力に迫ってみました。
かぼちゃってどんな野菜なの?
かぼちゃ(南瓜)は、1542年にカンポジアから持ち込まれたものとされており品種も非常に多く、日本全国での栽培はもちろん、世界中でも栽培されています。
かぼちゃの種類には
- 日本かぼちゃ(東洋かぼちゃ)
- 西洋かぼちゃ
- ペポかぼちゃ
- 栗南瓜(日本南瓜)
などがあります。
昔は栗南瓜が主流でしたが、日本人の食の好みが和食から洋食へと変わった事や甘みが強く加熱するとホクホクした食感が味わえる事などから西洋かぼちゃの方に人気が高まり、今では最も多く出回る品種になりました。
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カボチャの旬はいつ?
かぼちゃは年中食べる事ができるので、イマイチ旬の時期が分からない方も多いと思いますが
かぼちゃ自体の収穫は7~8月ですが、食べ頃は9~12月にかけてです。
かぼちゃの種類にもよりますが、収穫後は甘みがなく貯蔵させておく事で甘みが増す為、秋~冬にかけて食べる方が美味しいんです。
ただ、かぼちゃ自体、非常に貯蔵がきく事から、ニュージーランドやメキシコからも輸入されており旬に関係なく年中美味しいかぼちゃを食べる事ができます。
カボチャの栄養やカロリーは?
冬至に食べると病気知らずといわれる程、かぼちゃの栄養価はとても高いです。
かぼちゃの代表的な栄養素がβカロチン・ビタミンですがカリウムや食物繊維も豊富です。
【効能】
βカロチン
抗発ガン作用、免疫賦活作用、健康・視力維持、粘膜・皮膚の維持
呼吸器系を守る働きがあります。
ビタミン
抗酸化ビタミンと呼ばれているビタミンCやEが豊富なので女性には嬉しい美肌効果や老化防止をしてくれます。
カリウム
ナトリウム(塩分)の排泄をしてくれるので、高血圧に効果があります。
食物繊維
便秘の予防や改善に効果があります。
また、気になるカロリーですが100gで26.1Kcalしかありません!
ヘルシー且つ栄養価も高いので、ダイエット中の方や妊娠中の方また子供さんや年配の方にもオススメの食材ですね。
ちなみに、捨てがちなかぼちゃの種ですが
- 綺麗にせわたを取り、ぬるぬるが取れるまで洗う。
- トレイに広げしっかり乾燥させる。
- 乾燥させたら種の殻をとり、フライパンにオリーブオイルをひいて弱火でじっくり炒める。
- 仕上げに、塩(カレー粉)を振る。
これだけで美味しいかぼちゃの種のおつまみが出来ますよ!
種にも栄養がありますので、ぜひ一度試してみて下さいね。
(※種は消化が悪いので食べ過ぎには注意して下さい)
かぼちゃは妊婦さんにおすすめの野菜なの?
かぼちゃはたくさんの栄養があり、老若男女問わず積極的に取り入れたい野菜ですが特に食べ物に気を使う妊婦さんにはどうなのでしょうか?
食べても大丈夫なのでしょうか?
妊婦さんに与える影響はどのようなものがあるのでしょう。
便秘の解消
食物繊維が豊富なため便秘解消のお手伝い。
便秘になりやすい妊婦さんにはうれしいですね。
葉酸も豊富
胎児の成長のために必要な栄養です。
かぼちゃには多くの葉酸が含まれています。
妊娠中の女性の葉酸一日の摂取量は480㎍との基準です。
カボチャは100gで約75㎍含有しています。
免疫力向上
妊娠すると免疫力の低下により風邪をひきやすくなるという人も。
ビタミンAは喉や鼻の粘膜を強化し、感染症に対しての免疫力をアップさせます。
満腹感を得やすい
つわりの時期が落ち着くと、どうしようもない空腹感に一日中悩まされることもあります。
そんな時は低カロリーで少量でも満腹感の得やすいかぼちゃが役に立ちます。
このようにかぼちゃは妊婦さんに対してもおすすめの野菜です。
ビタミンAは妊婦さんの過剰摂取を避けるため注意する点ですが、これは動物性のビタミンA(レチノール)においての摂取量のことです。
かぼちゃなどの緑黄色野菜に含まれるビタミンA(βカロテン)は体内での吸収も少なく余分に摂りすぎたものは排出されることになっています。
かぼちゃに偏りすぎはいけませんが神経質に考えることはないでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
かぼちゃには多くの種類があり、一般的には数ヵ月貯蔵させてから食べるものですがなかには、収穫後すぐに食べるかぼちゃや、種を生のままで食べれるかぼちゃなど少し変わったかぼちゃもありますので、気になる方は一度食べて見られるといいですね。
また、栄養価も優れていますので、家族の健康の為やご自身の美容の為に夕飯に1品、お弁当に1品など、1日1回食べられるのもいいですよ。
美味しいかぼちゃを食べて病気知らずで過ごしましょう!