女の子の楽しみな行事の雛祭。
雛人形を眺めながらちょっぴりおめかしをして特別な一日になりますが、これは何歳まで行うのでしょうか?
成人するまで?それとも結婚するまで?そんな素朴な疑問について調べてみました。
雛人形は何歳まで飾るの?
雛人形を飾るのは何歳まで。という決まりは特にないようです。
よく「雛人形は雛祭りが終わると素早く片付けなければお嫁に行けない」というような事はよく言われますが、これはいつまでも出しっぱなしにするのはだらしがないということを戒めるための意味が強いようです。
しかし、雛人形は何歳までしか出してはいけないというような年齢制限はないようです。
雛人形を出さなくなる時期は各々の家庭の事情によるようですね。
一番多いのはその家庭の女の子が“実家を離れる頃”まで。
それまでは毎年飾っているようです。
少し前までは、女性は結婚するまでは実家暮らしという人も多かったですが、今は進学や就職で親元を離れる人も多いので10代後半には飾らなくなるという家庭もあるようです。
もちろん、女の子のお子様が家を離れてしまっても親御さんが飾り続けるという家庭もあります。
また、誕生のお祝いとして大きな雛飾りを頂いたものの、子供も大きくなり家も手狭になったことからなんとなく数年で出さなくなってしまったという家庭もあるようです。
本来、雛人形は女の子の健やかな成長を願うものとしての意味合いもありますが、様々な厄災を身代わりとして受けてくれるものとして、また幸せな夫婦になれるようにとの思いも込めてある物です。
そのため自分のお雛様を嫁ぎ先へ持って行き、飾るということもおかしなことではないのです。
スポンサーリンク
雛祭りのお祝いは何歳までするの?
誕生して初めての3月3日に初節句として、ご家族、祖父母ともにお祝いをすることがありますが雛祭りのお祝いも何歳までしなければいけないと決まっていることはありません。
子供が幼いうちはやはり、特別な日としてお祝いする家庭も多いようですが大きくなるにつれてちらし寿司を食べるだけだとか、簡素化されたものになっていくようです。
小学生くらいになれば女の子のお友達で集まり“雛祭りパーティー”といったイベントとして楽しむ人も増えてきているようですね。
飾らなくなった雛人形はどうすればいい?
現代の住宅事情などにより、役目を終えた雛人形がでてくることもあります。
大事にしていた人形を粗末に扱う事は心苦しいですよね。そういった時は
- 人形供養
- 寄付
といった事が出来ますので参考にしてみてください。
人形供養
人形供養は神社などで行ってくれます。
神社によって毎日行ってくれるところや、月に一度、年に一度など決められているのでご希望の神社に問い合わせをしてみると良いでしょう。
無料で行ってくれる場合もありますが、やはりお気持ちとして供養料をお包みすると良いでしょうね。
郵送でも受け付けてくれるところもあります。
今までの感謝を込めて丁寧に供養してあげてくださいね。
寄付
寄付を募っている団体も数多くあります。
最近は雛人形を一同に集めて町おこしを行う自治体も増えています。
特に、古いものでも状態が良ければ後世へ残したいものとしての需要があります。
「要らないから捨てる」のではなく「大切にしてくれる人にお譲りする」という温かい取り組みですよね。
まとめ
雛人形を飾ることや雛祭りのお祝いには年齢での区切りはなく、何歳でもいつまでも行うことが出来ることが分かりました。
女性は何歳になってもやはり雛人形を眺めたり、ひな祭りをお祝いすることはうれしいものです。
なんとなく雛人形と疎遠になっていた方も、童心に帰り、桃の節句のお祝いをしてみてはどうでしょうか?