お彼岸にはお墓参りに行かれる方も多いかもしれません。
多くの方がお参りに来られる場所だからこそきちんとしたマナーを身に着けたいものです。
今回はお墓参りに適したお供花と作法についてお伝えします。
お彼岸に墓参りする日は決まっているの?
お彼岸のお墓参りは特にこの日と決まっているわけではありません。
お彼岸期間中の七日間であればいつでも構いません。
自分の都合のいい日を選んでいいのです。
特に、春分の日や秋分の日である中日は休日でもあるのでお参りをする人が多いでしょう。
混雑を避け、静かにお参りをしたい人は中日以外の日をお勧めします。
お参りの時間帯も決まりはありませんが午前中に済ませることがベストだといえます。
お寺やお墓の管理事務所が「卒塔婆」を準備することもあるので事前にお参りに来る日の連絡をして確認しておきましょう。
スポンサーリンクお彼岸にお墓に備える花は何がいいの?
お墓やお仏壇にお供えする花と言えば白色のものというイメージが強いかもしれません。
花の種類でいえば、菊や百合といったお花をお供えすることが多いでしょう。
しかし、亡くなってから年月が経っている場合や故人が特に思い入れのあった淡い色合いの花であればお供えをしても大丈夫です。
地域によってはNGなお花があるかもしれません。
購入の際に迷った場合はお花屋さんに聞いてみましょう。
地域の風習を理解したお花のプロの方から教えていただくことも出来ますよ。
そして水差しは両脇にあるので2束お花を用意し、合わせて2000円程度の量にします。
鉢植えのお花もありますが、やはりお墓という場所柄もありお花の水やりや枯れた後の処分のことを考えるとお寺や管理事務所などにご迷惑をかけてしまいますので考慮が必要です。
お墓参りの作法は?
以外に身についていないお墓参りの作法ですよね。
ここでしっかり覚えておきましょう。
まずは、持ち物です。
- せんこう、ロウソク、マッチやライター
- お供えの花、お菓子、果物
- 数珠
これらは手を合わせる際に必要なものですが、忘れてはならない「お掃除」があります。
墓石をきれいに磨いてあげましょう。
- ゴミ袋
- ほうき
- ぞうきん
- たわし
- バケツ
- 軍手
などの準備をします。
霊園などによっては貸し出しのものもありますが数に限りもあります。
できるだけ持参する方が安心です。
そして、肝心の作法です。
お寺にお墓がある場合はまず本堂や本尊にお参りをします。
- 手を洗い、バケツなどに水を汲み墓地へ行きます。
- お墓についたら一礼をし、手を合わせます。
- お掃除開始です。たわし等を使用して隅々まで汚れを落としましょう。墓石の周りの草取りも忘れずに。
- 綺麗になったら、お線香を供えお菓子やお花をお供えします。お菓子は半紙などの上に置くことを忘れずに。
- 手を合わせ心ゆくまで手をあわせましょう。
- 最後に、お参りが終わったらお供えのお菓子は持ち帰るようにします。
後日、動物に荒らされたり、腐ってしまいお墓を汚してしまう事を防ぐためです。
まとめ
お墓参りは特に厳格な規定はありませんがやはり節度のあるマナーも必要です。
特に現代はご先祖様にお参りする機会も減ってきていますが、大事な風習として残していきたいものです。
ぜひこの機会にご家族皆さんでお墓参りや作法を身に着けてみてはいかがでしょうか?